シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治史演習1(B) | 2024 | 前期 | 火4 | 法学研究科博士課程前期課程 | 中北 浩爾 | ナカキタ コウジ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-PS5-711S
履修条件・関連科目等
政治史特講(中北)と一体で運用しますので、あわせて履修してください。また、授業の進め方について相談するため、必ず初回に出席してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
戦後日本政治外交史に関する最新の研究を読み、研究動向を理解するとともに、方法論についても学びます。政治史特講と一体となって運用しますが、この政治史演習のパートでは、報告者が示した論点に基づき、ディスカッションを行い、内容について理解を深めつつ、どのような新たな研究が可能か検討していきます。
科目目的
戦後日本政治外交史の研究は、占領期の分析から始まり、外交史が主導する形で進んできました。その後、内政史についても重要な研究が発表されています。しかし、戦前のそれに比べて、質と量ともに不十分な状態が続いていることは否めません。その意味で、研究のフロンティアが多く残されているということでもあります。しかし、研究を切り開いていくためには、新たな分析視角や方法が不可欠です。こうした問題関心に立って、最新の研究を摂取しようというのが、この授業の目的です。
到達目標
戦後日本政治外交史について最新の研究を理解し、それをさらに一歩進めるために必要な分析視角や方法を獲得することを到達目標とします。
授業計画と内容
1.イントロダクション
2.占領期の日本政治①
3.占領期の日本政治②
4.占領期の日本政治③
5.戦後日本外交と日米安保体制①
6.戦後日本外交と日米安保体制②
7.戦後日本外交と日米安保体制③
8.1955年体制前期①
9.1955年体制前期②
10.1955年体制前期③
11.1955年体制後期①
12.1955年体制後期②
13.1955年体制後期③
14.総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | レポートの内容を評価します。 |
平常点 | 60 | 報告および討論への参加について評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
初回の授業の際に確定しますが(英語の文献も読みます)、担当者が執筆した本として下記のものがあります。
・中北浩爾『経済復興と戦後政治』東京大学出版会、1998年。
・中北浩爾『一九五五年体制の成立』東京大学出版会、2002年。
・中北浩爾『日本労働政治の国際関係史』岩波書店、2008年。
・中北浩爾『自民党政治の変容』NHK出版、2014年。