シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
環境ガバナンスの研究 | 2024 | 前期 | 月3 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 松波 淳也 | マツナミ ジュンヤ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-SL5-112L
履修条件・関連科目等
経済学部卒業レベルの基本的な経済学(ミクロ経済学,マクロ経済学)を習得していることを望みます。環境政策の経済学的基礎概念を習得しようとする受講者を想定します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
環境経済学の基礎理論を体系的に講義します。学部レベルのミクロ経済学,マクロ経済学の基礎理論は習得済みであることを前提に講義を進めていきます。特に,外部性,環境の経済評価手法,持続可能な発展等,環境経済学にとってキーとなる理論,概念,手法について重点的に扱います。
科目目的
この科目は、学生が学位授与の方針で示す「研究遂行にあたり必要となる基盤的能力」,「経済学に関連する基礎的知識」の修得を修得することを目的としています。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・環境政策・環境経済学について、その基本的概念や政策手法など,他者に説明できるようになること。
・環境問題に関する課題を、環境経済学・経済政策の視点から解決する方策を提案できるようになること。
・環境経済学を用いて、論文・レポートを作成できるようになること。
授業計画と内容
第1回 環境問題の歴史
第2回 環境問題と環境経済学
第3回 公害の経済分析(外部不経済の内部化)
第4回 コースの定理
第5回 環境経済統合勘定(SEEA)
第6回 グリーンGDPと環境効率性
第7回 費用便益分析,費用効果分析
第8回 持続可能な発展
第9回 環境の経済評価:需要曲線アプローチと非需要曲線アプローチ
第10回 環境の経済評価:顕示選好法と表明選好法
第11回 環境の経済評価:旅行費用法TCM
第12回 環境の経済評価:ヘドニック価格法HPM
第13回 環境の経済評価:仮想市場法CVM
第14回 まとめ 環境経済学の今後
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定テキストの該当箇所の予習,講義後の内容の復習,課題に取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 毎回の講義でのディスカッションの内容とレベル |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席率が70%に満たない者、課題を提出しない者についてはE判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:ニック・ハンレー/ジェイソン・ショグレン/ベン・ホワイト著(田中勝也編訳)『環境経済学入門』昭和堂,2021年,ISBN978-4-8122-2033-7