シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
多国籍企業論 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 木村 剛、国松 麻季、咲川 孝、シング マヘンデラ、野間口 隆郎 |
キムラ ツヨシ、クニマツ マキ、サキカワ タカシ、シング マヘンデラ、ノマクチ タカオ |
2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM2-CE08
履修条件・関連科目等
本講義に参加し、聴講するためには、1年次に、経営学入門を受講し、合格している必要がある。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
多国籍企業(multinational corporations or MNCs)とは、複数の国や地域において活動をする企業のことを示唆する。最近は、多国籍企業よりは、グローバル企業(global companies)という言葉のほうがより多く用いられる。多国籍企業であれ、グローバル企業であれ、社会、経済の国際化(globalization)とともに、このような国際組織に注目が集まるようになった。それは、企業の国際化にともなう活動、その活動を実施する多国籍企業そのものが、市場、生産、経営、文化の国際化という現象をもたらしているからである。今日、日本の国内市場の停滞と新興市場の台頭、技術の進展、国際供給網の構築などにより、企業活動の範囲は国境を越えさらに広がり、企業はより一層、多国籍化、国際化している。本講義では多国籍企業、および多国籍企業の経営についての基礎を講義する。講義のなかでは、世界のなかの多国籍企業を紹介するが、日本の多国籍企業、国際経営の動向、歴史を中心にして講義を進めていく。
講義は基本的に英語で行うが、履修生の理解を深める目的で、補足的に日本語を用いて説明する。より具体的には、英語と日本語とで行い、英語で国際経営に関わる言葉や概念、理論の体系などを話した後に、日本語でも詳しく説明をすることにする。
本授業はディスカッションなどのアクティブラーニングを促進する要素、およびICTを活用した双方向型授業の要素を含む。
科目目的
学生は、講義の目標として、多国籍企業、およびその経営の基礎を理解して、経営や組織におけるグローバルな視点を養うことが求められる。
到達目標
学生は、多国籍企業(MNC)に関わる広範囲の問題、例えば、MNCの戦略と組織、MNCを取り巻く制度・法律・規制や文化、MNCの通信技術や統治機構についての基本的な知識を習得することが求められる。さらに、学生は、習得をした知識に基づき、理論的展開を表現することが期待されている。本学部生が、将来、多国籍企業、その他の国際組織にて、国際リーダーとして、あるいは海外駐在員として勤務することが期待されている。本講義では、そのようなリーダー、海外駐在員になるために必要な知識を習得することが、目標の1つである。
授業計画と内容
1 講義の概要
咲川担当
2 MNC(多国籍企業)の戦略1:基礎
咲川担当
3 MNCの戦略 2;発展
咲川担当
4 国境を越えた提携1:基礎
咲川担当
5 国境を越えた提携2:応用
咲川担当
6 MNCと法的制度1
国松担当
7 MNCと法的制度2
国松担当
8 MNCと戦略経営 1:基礎
木村担当
9 MNCと戦略経営2:発展
木村担当
10 MNCと情報通信技術 (ICT) 1:基礎
シング担当
11 MNC情報通信技術 (ICT) 2:発展
シング担当
13 MNCと生産管理と統制1:基礎
野間口担当
13 MNCと生産管理と統制2:発展
野間口担当
14 講義の要約と最終レポートについて
咲川担当
講義の進展、学生の関心によって、順番や内容の変更がありうることに留意してください。
複数の回においてディスカッションなどのアクティブラーニングを促進する手法を用いる。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義の前に、講義される予定の話題に関わる、教科書の章、またはその一部を読んでくることが求められる。講義ごとに予習には、約、2時間かかると思われる。また、学生は、あらゆる講義の後、講義で学んだことを復習することが必要である。講義ごとの復習には、約2時間かかると思われる。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 最終レポートです。講義の最後に、すべての教員から課題が課されます。 |
平常点 | 50 | 担当教員からの宿題です。各講義の担当者から、担当する講義が終わった後に、課題されます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
講義への参加は必須です。最終レポート試験(50%)、担当教員による宿題(50%)。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
状況に応じて、webexを利用するかもしれません。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員のなかの複数名は、経営の実務に関わっていた。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
Lecturers have experiences of managing employees at a variety of organizations.
テキスト・参考文献等
参考文献:
Deresky, H. (2017). International management: Managing across borders and cultures (9th ed.). Essex, England: Pearson.
Robbins, S. P., & Coulter, M. (2018). Management, Global Edition (14th Edition). Essex, England: Pearson.
その他特記事項
学生は、講義では、教員や他の学生の前で、自身の考え、洞察、ものの見方を表示することが求められます。
Manabaでの講義に関する最新情報に注意をしていて下さい。
参考URL
講義で学んだ知識を実際の企業に当てはめるために、ジャパンタイムズ、Nikkei Asian Review(ニッケイ・アジア・レビュー)などの英語で書かれた新聞を読むことを勧めます。
ジャパンタイムズ
The Japan Times
https://www.japantimes.co.jp/
Nikkei Asian Review
https://asia.nikkei.com/