シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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プロジェクト・マネジメント/特殊講義A(プロジェクト・マネジメント) | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 小野 浩一 | オノ コウイチ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM2-CE10
履修条件・関連科目等
履修に当たっての条件はありません。
プロジェクトに関して全く知識が無くて問題ありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国際経営学部の学生は卒業後、様々なプロジェクトにかかわることになります。ここでいうプロジェクトとは、期限がありかつ都度特有のチャレンジ要素がある案件を指しています。
例えば、経営に関わるアイデア・戦略等は、計画性をもった戦術という実行プロセスを経て初めて具現化できます。しかしながら、意外にもこれらを実現させるためのプロジェクト・マネジメント手法について触れる機会は少ないです。プロジェクトには前述のような特徴がありますので、必ずしも成功するとは限りませんが、成功確率を上げるためのメソッドは存在します。
本授業では、プロジェクトとは何か、および成功に向けてどのような管理手法が存在するのか等について、プロジェクト管理の知識や手法を体系的に整理した世界標準のPMBOKをベースに、その要諦を理解します。
PMBOKは世界標準であるため、戦略を策定する側も、戦略をもとにその戦術を実行する側も作法として学ぶことが、ビジネスを円滑に進めるために大変有用です。ただしPMBOKの内容は広範囲に及ぶため、企業経営を学ぶ国際経営学部の学生に身に付けていただきたい入門的な内容とします。
また、現役の実務家として実際に経験・直面してきた具体的な事例を豊富に採り入れ、実践的な内容としているのが本授業の特色となります。
<準備:PC>
・オンライン接続できること。
・Powerpoint, word, pdf, excelがインストールされ、使えるようにしておくこと。
<講義曜日>
毎週月曜日 5限 4/15, 4/22, 4/29, 5/6, 5/13, 5/20, 5/27, 6/3, 6/10, 6/17, 6/24, 7/1, 7/8, 7/22
<進め方>対面を基本とします
<担当教員の実務経験>
鉄道会社グループのシステム会社(鉄道会社や運輸・旅行業界をはじめ多種の業界に向けてサービス提供)に所属するプロジェクトマネージャ。
事業企画の立案や新規事業企画、IT分野のシステム開発等、多種のプロジェクトを経験。
実務経験を通じ、国際資格(PMP)及び国家資格(情報処理技術者(プロジェクトマネジャー))等を保有。
科目目的
プロジェクトの概念を理解し、世界標準であるPMBOKの概要を、具体的な事例を織り交ぜ学ぶことで、ビジネスを円滑に実行するためのポイントを押さえる。
到達目標
□「プロジェクト」や「プロジェクト・マネジメント」の定義を理解する。
□プロジェクトを円滑にすすめ、成功確率を向上させるための基本的な知識・手法を身に付ける。
□学んだ様々な知識・手法を身近なプロジェクト例にあてはめ、活用のイメージが持てるようになる。
授業計画と内容
Day1 ガイダンス
Day2 プロジェクトとはなにか
Day3 キーパーソンを常におさえる
Day4 何をどこまでやるのか(やらないのか)
Day5 計画を作らないのも、作りっぱなしもダメ
Day6 結局は人がすべて
Day7 リソースは有限、やりくりが必要
Day8 正しくリスクと向き合う
Day9 クオリティは高ければよいのか?
Day10 全てを自前で賄うことは現実的ではない
Day11 そして結局プロジェクトはどのようにマネジメントしていくのか
Day12 予測型と反復型は相いれないものなのか
Day13 学びの振り返りと共有
Day14 総括
※上記は進捗具合等により変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業終了後の課題提出(毎回ではない)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 65 | 4~5回程度の課題を予定しており、その内容のクオリティ |
平常点 | 35 | 質問や演習での積極的な対応など |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
課題提出やグループワーク、プレゼンテーション等で個人のPCが必要
実際の実務に用いるプロジェクトツール等について、講義内にて紹介。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
鉄道会社グループのシステム会社(鉄道会社や運輸・旅行業界をはじめ多種の業界に向けてサービス提供)勤務のプロジェクトマネージャとして主に以下のプロジェクトを経験
・事業企画策定に関わるプロジェクト
・新規事業創出に向けたマーケティング・ビジネスモデル検討、ならびにフィールディング検証プロジェクト
・特許取得プロジェクト(3件申請中3件取得)
・車掌向け端末の開発プロジェクト
・旅行業に関わるデータ送受システムの設計・開発プロジェクト
・量子技術を用いたビジネス最適化検討プロジェクト
・大規模オンライン予約システムのフロント部分に関わる開発プロジェクト
・小売業界向けのデータ分析実証実験プロジェクト
・最大手鉄道会社社長に向けたAIワークショップ開催プロジェクト 等多数
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
これまでに実際に経験してきたプロジェクト上の具体的な事例を織り交ぜての説明を行います。
テキスト・参考文献等
講義にて配布するもので対応