シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊講義B(生物学)/生物学 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 内藤 梨沙 | ナイトウ リサ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-PS1-RA42
履修条件・関連科目等
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授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生物と環境の多様な関係に注目しながら生物の生態と進化について理解を深めるとともに生態系におけるヒト・人類社会の課題について論じる。まず、生物と環境の関係性を理解する上でどのような時間・空間スケールを捉える必要があるのかを紹介し、地球生態系の多様な環境とそれぞれにみられる生物の関係性を学ぶ。次に、それらの関係性を生み出している適応進化等とその背景にある遺伝学・細胞学的なメカニズムを概説しながら視野を広げ、個体群・群集・生態系レベルでの生物間相互作用について学ぶ。最後に、生態系機能・生態系サービス、動物の行動と社会に関する仕組み、更には生物多様性に関わる人類社会の課題について理解を深める。
科目目的
持続可能な社会の構築のためには、人類社会の基盤である生物のつながりが生み出す「生態系サービス」の理解が必要である。また、環境と生物、生物と生物の間にみられる様々な相互作用とそれに関わる生物の生態や進化を理解することは、複雑な相互作用の中で形成される人類社会の将来を見据える手がかりとなるだろう。本科目では、これらのことを踏まえ、受講者が生物学の基礎を習得するとともに人類社会と生物学の関わりを理解することを目的とする。
到達目標
多様な生物間相互作用やそれらに関わる生物の生態や進化を理解する。そして生物間相互作用が生み出す生態系サービスと人類社会との関係を理解する。最終的には、受講者が生物学の基礎を習得することで、人類社会が抱える生物学や生態系サービスなどに関連する課題の構造を理解し、具体的な解決策を提案できるようになることを到達目標とする。
授業計画と内容
第1回 生物と環境、さまざまな環境
第2回 生物にまつわる研究課題と方法
第3回 進化
第4回 個体群
第5回 生物間相互作用、共生
第6回 食べる―食べられるの関係、競争とニッチ
第7回 生物群集と生態系機能
第8回 生態系の機能と生産
第9回 生態系の時間的空間的変動
第10回 動物の行動と社会
第11回 地球生態系の現状と未来1
第12回 地球生態系の現状と未来2、グループ発表
第13回 グループ発表
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | 学期前半で行った講義の内容を理解した上で、生物の進化や生物間相互作用等について時空間スケールを明確にしながら具体的に説明できるかどうかを評価します。出題形式はレポートです。 |
期末試験(到達度確認) | 30 | 学期全体で行った講義の内容を理解した上で、人類社会と生態系との関連を踏まえて、現代社会が生態系サービスと関連して抱える課題の構造を把握できているかや、その課題の解決策を論理的に提案できるかどうかを評価します。出題形式はレポートです。 |
平常点 | 10 | 授業への参加・貢献度の状況を基準とします。 |
その他 | 40 | 講義後に講義室で小テストを行い、講義の内容を理解できているかどうかを評価します(25%)。また、グループ発表において、発表課題に対して自分たちの主張を根拠に基づいて論理的に組み立てられているか、バックグラウンドの異なる聞き手にもその主張を分かりやすく伝えるための工夫がなされているかを評価します(15%)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考図書:『鷲谷いづみ 大学1年生のなっとく!生態学』 (講談社)
その他特記事項
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参考URL
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