シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際政治学演習2(B) | 2024 | 後期 | 木6 | 法学研究科博士課程前期課程 | 玉置 敦彦 | タマキ ノブヒコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-IN5-704S
履修条件・関連科目等
以下を履修条件とする。
①法学研究科に所属し、国際政治学、特に同盟論を専攻していること。この条件を満たしていない場合は受講を認めない。その他の研究科所属、あるいは他の専門の院生で担当者の授業の受講を希望する者は、木曜二限の「国際政治学特講」を履修すること。
②講義担当者の学部講義(国際政治学1及び2)を履修していること。履修していない場合は、国際政治学の大学院入学試験合格相当の基礎知識に加えて、上記講義で扱っている基礎的な同盟理論(国力集積モデル、自律性=安全保障交換モデル、同盟のディレンマ、同盟の制度化、同盟のグローバル化)及び国際秩序論(国際社会論、覇権安定論、階層的国際秩序論、立憲秩序論、帝国論、「リベラルな国際秩序」論、権力移行論)について理解していること。
③また本演習は専門ゼミであり、大学院初級レベルの国際政治学についてはすでに一通り学修が終わっていることを前提とする。この点は⑥の通りレポートで確認し、一定の水準を満たすことが履修の条件となる。
④後期の演習では本格的なレビュー論文の執筆を主たる内容とするため、自主的に日本語・英語・及び必要な言語での文献調査と論文執筆に取り組めること(論文執筆は日本語のみ)。
⑤前後期ともに履修すること。
⑥各受講者には、第二回目の授業までに、レポートの提出を求める。レポート課題については別途指示するため、受講希望者は、必ず、2024年4月8日(月)正午までに、電子メールで以下のアドレス (ntamakigs@gmail.com)まで連絡すること。
⑦初回の授業では、このレポート課題についても説明するため、必ず出席すること。
⑧オンライン形式と対面形式の双方に対応できること。
⑨以上の履修条件すべて、とりわけ(1)所属及び専門、(3)履修の事前連絡、(3)第2回までのレポート提出の3点を満たしている場合にのみ、履修を認める。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
日本語で議論し、日本語によるレポートの執筆を求めるが、講読する学術論文は日本語および英語で執筆されたものを用いる。
授業の概要
【概要】
本演習は、法学研究科博士前期課程において国際政治学、さらにそのなかでも同盟論を専門として研究するものを対象とする専門ゼミである。学修する内容は、国際政治学の同盟論・国際秩序論・冷戦史に関する最先端の議論である。
なお、履修条件で詳述したように、学部レベルはもちろん、大学院レベルの基礎的な国際政治学および冷戦史の学修はすでに十分に体得していることを前提とする。より基礎的な国際政治学の習得を望む受講者は、木曜二限の「国際政治学特講」を履修すること。
【本年度の内容について】
特に今年度は、カーター及びレーガン政権期の戦略と同盟について、非公式の同盟国を含めた検討を行う。アメリカ政府の一次史料を用いて、事例と理論をいかに連関させるのかを意識しつつ、授業を進める。
【授業の進め方】
前期は英語文献の購読と報告を中心とする。また後期は、前期の成果を基礎として、指定されたテーマ・地域に関して、各自で最新の研究成果に基づく文献を収集・読解し、研究動向を整理したレビュー論文を作成・報告するものとする。
科目目的
本演習を通じて、受講者は、国際政治学の理論(国際秩序論・同盟論・戦略論)と冷戦史学についての最先端の知見を学ぶことができる。
到達目標
同盟論、国際秩序論、戦略論、冷戦史といった、国際政治学の最先端の議論を習得することが本演習の到達目標である。
授業計画と内容
ゼミの状況によって柔軟に運用する。
1. はじめに
2. 論文講座①―レビュー論文の書き方について
3. 初回報告①―報告者A&B ポイント:先行研究とは何か
4. 初回報告②―報告者C&D ポイント:先行研究の適切な整理と不適切な整理
5. 初回報告③―報告者E&F ポイント:先行研究との差別化
6. 論文講座②―議論の潮流を俯瞰する
7. 中間報告①―報告者A&B ポイント:問いの作り方
8. 中間報告②―報告者C&D ポイント:よい問いを作るために
9. 中間報告③―報告者E&F ポイント:問いに答えるための情報収集
10.論文講座③―論文を仕上げるためのテクニック
11.最終報告①―報告者A&B ポイント:事例とデータとは何か
12.最終報告②―報告者C&D ポイント:議論を支えるための事例
13.最終報告③―報告者E&F ポイント:議論のインプリケーションについて
14.おわりに
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業外での負担は重い。①課題文献(日英)の読み込み(報告・コメントの準備)、②レポート執筆のための自主的な書籍・論文の収集、③レポートの執筆が必要である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 論述の論理性、実証性、学術的水準の3点を評価する。 |
平常点 | 50 | 平常点は、授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、積極的に学ぼうとする姿勢、課題文献以外の資料の収集・読解等)を総合的に評価するものとする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを利用して文献の配布、各回の報告資料のアップロード、レポートの提出等を行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト・文献は適宜配布する。
その他特記事項
出席は必須であり(欠席は厳禁で大幅な減点の対象)、遅刻は減点対象とする。とりわけ報告を担当している回の欠席は落第に直結する可能性がある(特にやむを得ない事情があると判断した場合はこの限りではない)。