シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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税法判例研究Ⅱ | 2024 | 前期 | 火3 | 商学研究科博士課程前期課程 | 濵田 明子 | ハマダ アキコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-AU5-220L
履修条件・関連科目等
税法、会計及び法律科目を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では、租税法の条文の解釈適用について、判例を素材として学修することを通じ、確実な知識を習得することを目的とする。受講者は、『ケースブック租税法第6版』から指定された判決について報告し、参加者全員で討議することとする。
講義開始時に研究対象とする判例を提示、受講者の報告の分担を決定する。
科目目的
所得税法・法人税法の解釈適用に関し、重要な判例を素材として検討する。この講義では、判例の具体的事実を基礎として、関連する問題の法的解釈を検討し、論理的で妥当な結論を導くための基本的な能力を身に着けることを目的とする。
到達目標
判例の内容を正確に理解し、租税法の解釈適用に関する素養を広げると同時に、関連する学説を理解することができることを目標とする。
授業計画と内容
(春学期)
第1回 ガイダンス
第2回 判例の検討・報告、討論 ① 租税公平主義
第3回 判例の検討・報告、討論 ② 租税法の解釈
第4回 判例の検討・報告、討論 ③ 租税回避の否認
第5回 判例の検討・報告、討論 ① 所得概念
第6回 判例の検討・報告、討論 ② 所得の帰属
第7回 判例の検討・報告、討論 ③ 譲渡所得
第8回 判例の検討・報告、討論 ④ 譲渡所得
第9回 判例の検討・報告、討論 ➄ 給与所得の意義
第10回 判例の検討・報告、討論 ➅ 事業所得と雑所得
第11回 判例の検討・報告、討論 ① 法人所得の意義
第12回 判例の検討・報告、討論 ② 益金の意義
第13回 判例の検討・報告、討論 ③ 損金の意義
第14回 まとめ(到達度確認)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 60 | 判例報告の内容・授業内の積極的参加 |
その他 | 40 | 判例報告レポート:報告した判例についてレポートを作成する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
税務行政機関(国税庁、税務大学校、東京国税局等)において20年間の勤務経験を有する。特に国際租税分野(移転価格税制)に関する実務経験がある。税理士資格を有する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
授業においては、判例における具体的事実と法令の解釈適用との関連性に注目する。
テキスト・参考文献等
テキスト
金子宏他編著『ケースブック租税法第6版』弘文堂、2023年
参考文献
金子宏『租税法第24版』弘文堂、2021年
増井良啓『租税法入門第3版』有斐閣、2023年