シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ(実証会計) | 2024 | 通年 | 月6 | 商学研究科博士課程前期課程 | 大沼 宏 | オオヌマ ヒロシ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CG-OM5-702L
履修条件・関連科目等
大学院の「財務会計論」や財務会計分野の講義は積極的に履修して欲しい。また実証研究を修士論文において求める以上、計量経済学やミクロ計量ファイナンス、実証ファイナンス、経営分析の講義は必ず履修するようにして欲しい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
大学院演習は、修士論文を執筆するまでの基本的な考え方を身につけられるようになることが最大のテーマとなる。具体的には、論文を書くための基本的な知識とツールを学修し、習得した知識を活用して論文が書けるようになるようなトレーニング進める。このための基礎的な知識の修得が前提となる。
講義は会計の実証研究に関する著書を取り上げ、その本についての要約してまとめるのとともに、その著書における研究手法について理解できるようになることを目的とする。演習の後半は実際に論文を書き上げることを目標とする。
科目目的
修士論文執筆に当たって、基礎的な素養と知識を身につけられるようになる。また、調査に向けての研究上の問題点を探すことが出来る。
到達目標
通年のプログラムなので、前半と後半に分けて到達目標は設定する。
前半の到達目標は、修士論文執筆のための英文論文が問題なく読めるようになり、しかも修士論文完成まで必要な大量な論文のインプットするための基礎を身に付けることにある。
さらに、後半には修士論文を完成させることを目標とする。
授業計画と内容
1 修士論文テーマ設定(1)
ディスカッション
2 修士論文テーマ設定(2)
ディスカッション
3 修士論文テーマ設定(3)
ディスカッション
4 先行研究の調査(1)
プレゼンテーション
5 先行研究の調査(2)
プレゼンテーション
6 先行研究の調査(3)
プレゼンテーション
7 仮説の設定(1)
ディスカッション
8 仮説の設定(2)
ディスカッション
9 Research Question(1) モデルの設定
ディスカッション
10 Research Question(2) モデルの設定
ディスカッション
11 データ収集
12 統計ソフトSTATAの学修(1);実例を以て実習
ディスカッション
13 統計ソフトSTATAの学修(2):記述統計と相関係数表
ディスカッション
14 統計ソフトSTATAの学修(3):回帰分析を含めた実証分析
主要分析・追加分析・頑健性検定
15 中間報告
16 先行研究の調査(4)
プレゼンテーション
17 先行研究の調査(5)
プレゼンテーション
18 先行研究の調査(6)
プレゼンテーション
19 先行研究の調査(7)
プレゼンテーション
20 モデルの展開(1)
プレゼンテーション
21 モデルの展開(2)
プレゼンテーション
22 仮説の設定(1)
23 仮説の設定(2)
24 記述統計と相関係数表
25 分析結果からの解釈
26 検証 追加分析・頑健性検定
27 修士論文の執筆
28 修士論文の発表
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各自の修士論文のテーマについて、雑誌や新聞、インターネットなどを駆使して出来るだけ多くの情報を集めること。その上で情報同士の関連性や矛盾を探索すること。論文はデータベース等を使うと比較的容易に収集できる。
財務データについては日経NEEDS Financial Quest やEOL DBを利用して収集する。
企業の定性データについてはさまざまなデータベースを利用して収集する。
修士論文執筆の基本作法は先行研究を徹底的に探索することである。出来るだけ多くの論文を読み込んでほしい。特に修士論文は研究論文として扱われる。日本語以外の言語で書かれた論文を多く読み込んでほしい。また出来るだけ英文での執筆についても心がけて欲しい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 中間報告の内容によっては学会での報告も計画する。学会報告内容も評価の対象とする。 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 最終的には修士論文の内容が評価の中心となる。 |
平常点 | 20 | 毎回の講義において報告する内容も重視して指導を進める。 |
成績評価の方法・基準(備考)
よって成績は、平常点+中間報告の内容(含む学会報告)+修士論文(あるいは作成した論文)で成績を決定する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特に使用しない。先行研究の調査についてはその都度論文リストを提供し、そちらに沿って報告を求める。
その他特記事項
実証分析には、STATA18を利用する。それ故、修士論文の分析を始めるまでには、STATAのそうさをある程度で来ていて欲しい。もちろん、演習Ⅰ/Ⅱの中でも適宜操作法については説明していくので、その際には次のテキストを購入して自習も進めて欲しい。
松浦寿幸[2021]『STATAによるデータ分析入門(第3版)』(東京図書)