シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演習Ⅰ(金融機関論) | 2024 | 通年 | 月1 | 商学研究科博士課程前期課程 | 小野 有人 | オノ アリト | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CG-OM5-701L
履修条件・関連科目等
①金融機関論を履修していること、あるいは履修中であること
②学部レベルのミクロ経済学、統計学、計量経済学を履修していること、あるいは履修中であること
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
修士論文の研究計画書策定に向けたアドバイスを行います。具体的には、関連文献のサーベイ、実証分析に必要となる分析手法の検討・習得、研究テーマの設定、論文構成などです。
科目目的
金融に関する修士論文の作成を目的とします。
到達目標
1年次の演習Ⅰでは、修士論文の研究計画書の策定(テーマ選定、関連文献のサーベイ、論文の構成案等)を到達目標とします。
授業計画と内容
詳細は履修者と相談のうえ決めますが、以下の手順が一例です。
第1回 イントロダクション(テーマ、関連文献等の選定)
第2回 関連文献サーベイの報告(1):金融仲介機関の存在理由(理論)
第3回 関連文献サーベイの報告(2):金融仲介機関の存在理由(実証)
第4回 関連文献サーベイの報告(3):産業組織論的アプローチに基づく銀行分析(理論)
第5回 関連文献サーベイの報告(4):産業組織論的アプローチに基づく銀行分析(実証)
第6回 関連文献サーベイの報告(5):貸し手と借り手のリレーションシップ(理論)
第7回 関連文献サーベイの報告(6):貸し手と借り手のリレーションシップ(実証)
第8回 関連文献サーベイの報告(7):銀行のリスク管理(理論)
第9回 関連文献サーベイの報告(8):銀行のリスク管理(実証)
第10回 関連文献サーベイの報告(9):金融危機(理論)
第11回 関連文献サーベイの報告(10):金融危機(実証)
第12回 関連文献サーベイの報告(11):金融規制(理論)
第13回 関連文献サーベイの報告(12):金融規制(実証)
第14回 研究計画書案初稿の報告・検討(テーマ、分析視角を中心に)
第15回 イントロダクション(テーマ、関連文献6本の絞り込み)
第16回 分析テーマ関連文献の報告(1):関連文献①
第17回 分析テーマ関連文献の報告(2):関連文献②
第18回 分析テーマ関連文献の報告(3):関連文献③
第19回 分析テーマ関連文献の報告(4):関連文献④
第20回 分析テーマ関連文献の報告(5):関連文献⑤
第21回 分析テーマ関連文献の報告(6):関連文献⑥
第22回 実証分析データの検討(1):利用データの提案、担当教員コメント
第23回 実証分析データの検討(2):担当教員コメントを踏まえた修正
第24回 研究計画書案2稿の報告・検討
第25回 研究計画書案3稿の報告・検討
第26回 研究計画書案4稿の報告・検討
第27回 研究計画書案5稿の報告・検討
第28回 研究計画書提出
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
①担当教員の指示を踏まえて十分に準備して授業に臨むこと
②学内・学外の研究セミナーに積極的に参加すること。学内のセミナーについては成績評価に含める可能性があります(履修者と相談のうえ決めます)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 研究計画書に基づき評価します。関連文献のサーベイを踏まえて適切な研究テーマ(問い・仮説)を設定できたかを評価基準とします。 |
平常点 | 50 | 演習への参加態度に基づき評価します。十分に準備して授業に臨んだかを評価基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
無断欠席・遅刻は大幅な減点対象とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
[1] Greenbaum, Stuart I., Anjan V. Thakor, and Arnoud W.A. Boot (2019), Contemporary Financial Intermediation, 4th edition, Academic Press, ISBN: 9780124052086
[2] Allen N. Berger, Philip Molyneux, and John O.S. Wilson (2022), The Oxford Handbook of Banking, Third edition, Oxford University Press, ISBN: 9780192859501
[3] Degryse, Hans, Moshe Kim, and Steven Ongena (2009), Microeconometrics of Banking: Methods, Applications, and Results, 2nd edition, Oxford University Press, ISBN: 9780195340471
[4] 小浜裕久・木村福成(2011)、『【第3版】経済論文の作法:勉強の仕方・レポートの書き方』、日本評論社、ISBN: 9784535556683
[5] Thomson, William (2011), A Guide for the Young Economist, 2nd edition, The MIT Press, ISBN: 9780262515894
その他特記事項
履修希望者は4/5までにメールで連絡すること。 a-ono@tamacc.chuo-u.ac.jp