シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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アントレプレナール論 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 沖田 貴史 | オキタ タカシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM3-CE28
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「アントレプレナー」は自ら事業を興す「起業家」を意味する言葉であるが、広義には、アントレプレナーシップを有するもの、ということができる。ここでいうアントレプレナーシップとは、自らのビジョンを持ち、目指すべき方向性の実現に向けて、創意工夫や新しい価値創造により組織や社会の変革を成し遂げようとする態度や意識のことである。本講義では、アントレプレナーシップの基本となる理論を様々な視点から学ぶ。具体的には、起業家やベンチャー企業の事例分析、経済学における起業家の役割、アントレプレナー・ファイナンス(資金調達)、事業計画作成方法について学ぶ。その際、討議・グループワークや自分のアイディアをもとに事業計画書を作成し、それを自ら発表してもらう演習を併せて実施する。
科目目的
『インターネット時代に求められるアントレプレナー(起業家・企業家)の要諦とは何か?』
ITという技術革新によって、ビジネスの世界も様変わりをしようとしている。
インターネット時代に求められるアントレプレナー(起業家・企業家)の要諦とは何か。本講義及びケーススタディを通して、受講生がネットビジネスの特性およびインターネット時代のアントレプレナーの経営戦略について理解することを目標に講義を行う。
到達目標
『アントレプレナーに必要なインターネット業界におけるイノベーショントレンド』
・ イノベーションは、教わるものではない
・ イノベーションを学ぶにあたっての最良の方法は、「学んで思う」ことである
『インターネットの変遷を通じて、アントレプレナーは未来を類推し、実現していく』
・ 歴史を学ぶことではなく、あくまでも未来を考えていくことが主眼である
・ 皆でディスカッションし、成果物を作り上げていく
授業計画と内容
1回目 イントロダクション
2回目 スタートアップ概論(エコシステム)
3回目 国際比較(ベンチャーキャピタル)
4回目 ベンチャーキャピタルについて
5回目 ベンチャーキャピタル パネル
6回目 スタートアップ企業(ゲストスピーカー)
7回目 スタートアップ パネルディスカッション
8回目 対面(前半を振り返っての議論)
9回目 中央大学出身者起業家
10回目 中央大学出身者起業家 パネルディスカッション
11回目 中央大学出身者ゲスト
12回目 大企業における社内起業
13回目 ケーススタディ(ナッジ)
14回目 ディスカッション
15回目 クロージング
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 理解度と創造性、独創性 |
レポート | 30 | ケースの分析力と戦略創造 |
平常点 | 30 | ディスカッションへの参加 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
具体的なケース(講師の創業企業ナッジ)について課題解決提案およびディスカッションを行う。
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
未来の金融体験を創る『ナッジ株式会社』を2020年2月に共同創業(合弁の後、MBO) ベリトランス 共同創業者、SBI Ripple Asia前CEO/ SBI大学院大学教授/ Fintech協会 アドバイザーとして公的活動も行っています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
未来の金融体験を創る『ナッジ株式会社』を2020年2月に共同創業(合弁の後、MBO) ベリトランス 共同創業者、SBI Ripple Asia前CEO/ SBI大学院大学教授/ Fintech協会 アドバイザーとして公的活動も行っています。その経験をもとに講義をおこなう。
テキスト・参考文献等
授業でテキストを使用せずに、レジュメ等の配布資料で代替する。
その他特記事項
沖田貴史氏プロフィール
一般社団法人Fintech協会 代表理事会長
ナッジ株式会社 代表取締役
一橋大学商学部経営学科在学中に、米国CyberCash社の日本法人であるサイバーキャッシュ株式会社(現ベリトランス の)の立ち上げに参加し、2015年まで代表取締役CEO。
2012年デジタルガレージ傘下としてecontext ASIA社を共同創業し、翌2013年香港証券取引所に上場。
2016年に、SBI Ripple Asia株式会社代表取締役に就任し、ブロックチェーン技術の日本・アジアでの実用化に貢献。
その間、米国Ripple社、インドネシアtokopedia社などのユニコーン企業の役員も歴任。
主な公職に、金融審議会専門委員、SBI大学院大学経営管理研究科教授など。
日経ビジネス 2014年日本の主役100人に選出。