シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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グローバル経営法/国際経済取引と法 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 国松 麻季 | クニマツ マキ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM2-EP10
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
基本的に英語で行う(講義、議論、用いる文献等)。ただし、理解を補完するために、授業中の限られた時間を日本語での説明にあてる場合がある。また、補助教材として日本語の文献を紹介する。
ゲストスピーカーを迎えての回は日本語で行う。
授業の概要
グローバルなビジネスに必要となる国境を越える物品、資金、人材、情報(データ)の移動に係る法は重層的に発展しています。グローバルな貿易ルールである世界貿易機関(WTO)、複数国間の「メガFTA」と言われるTPP11やRCEPなどの複数国間ルールに代表される国際公法や、複数の国の法が関わる国際取引の準拠法を判断するための国際私法、更には各国の国内法について理解を深めることを通じて、グローバル市場で多様な形態において行われる国際経済取引に際し、必要となる法の基本原則と適用の方法を学ぶことを本講義の主眼とします。
物品の越境取引、海外投資による製造拠点設立、サービス業の海外拠点設置といった多様な取引形態や、国際ビジネス紛争の解決方法などについて、個人やペア・グループでの演習を多く取り入れて学びます。
なお、国際経営学部はディプロマ・ポリシーにおいて「企業経営やグローバル経済に係る専門知識」を活用できる人材の養成を掲げています。この科目は企業経営に資するグローバルな経済の専門知識を、法やルールの面から学ぶものです。
科目目的
グローバルビジネスにおける貿易、投資、人材や情報の越境移動などの経済取引にかかわるさまざまな法制度・ルールの構造、基本原則や内容とその活用方法を、多くの実例を見ながら学びます。
到達目標
この科目を通じて、履修生が以下を修得することを目標とします。
・グローバルな物品、資金、人材および情報の移動に関する法制度の枠組みと基本原則を説明することができる。
・グローバルビジネスの特定の場面において、どのような法・ルールが関わるか論理的に検討することができる。
・特に関心がある業種が関わる法・ルールについて、専門用語の意味や概念の理解に基づき考察、説明することができる。
授業計画と内容
1 イントロダクション:グローバルビジネスに関わる法制度・ルールの全体像
2 物品の取引:枠組みと基本原則
3 物品の取引:貿易救済と例外
4 サービスや技術の越境取引
5 自由貿易協定・経済連携協定
6 特別招聘講師(日本語):経済産業省の通商ルール担当者
7 投資ルール/中間テスト
8 投資紛争
9 契約の基礎
10 契約とビジネス紛争
11 特別招聘講師(日本語):国際物流現場の実務家
12 安全保障輸出管理
13 新たなルール(環境、労働、人権)と企業の社会的責任
14 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業の予習としてmanabaにより、または授業中に指定するリーディングを行ってください。また、各回の授業時間中の課題に対応する準備、および、事後の復習やリアクションの提出を行ってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | グローバルな物品、資金、人材および情報の移動に関する法制度の枠組みと基本原則に対する理解を確認します。 中間試験は手書き・資料閲覧不可にて行います(クローズドブック方式)。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | グローバルな物品、資金、人材および情報の移動に関する法制度の枠組みと基本原則への理解を踏まえ、(a)特定の場面において関連する法・ルール、(b)特定の業種が関わる法・ルールの専門用語の意味や概念の理解に基づく考察を評価します。 期末試験は手書き・資料閲覧不可にて行います(クローズドブック方式)。 |
平常点 | 40 | 授業に出席し、インクラスエクセサイズやリアクションを提出しているか、ディスカッションに貢献しているかを評価します。 毎回の出席は手書きの出席カードによって確認します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回の授業中に行うワーク、毎回授業後に提出を求めるリアクション、ならびに質疑応答への積極的な貢献を、平常点として重視します。
授業中のワークの提出をもって出欠を確認し、リアクションを補完的に用います。特段の理由のない欠席が4回を超えた場合には、評価の対象外(F評価)とします。なお、欠席理由の連絡や、その他の質問、連絡事項は、情報の散逸を防ぐため、かならずmanabaの「個別指導(コレクション)」の機能を用いて行ってください。
中間試験・期末試験は手書き・資料閲覧不可にて行います(クローズドブック方式)。
毎回の出席は手書きの出席カードによって確認します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
個別の質問に随時お答えしますので、manabaのコレクション(個別指導)にてお知らせください。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業時間中、manabaを使用するin-class exerciseを行います。PCを持参してください。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
外務省在勤中、ジュネーブ日本政府代表部においてWTOにおける国際経済ルール交渉に参加しました。また、シンクタンクの業務において日本政府に対し、国際ルール交渉にかかる調査研究・コンサルティングサービスを提供しました。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
交渉ルールの交渉過程や変容を踏まえて授業の内容を構成します。
テキスト・参考文献等
書籍のテキストは指定しません。
参考文献や論文等をmanabaにより周知します。