シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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東南アジア研究Ⅰ政治・歴史/アジアの政治・歴史 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 山田 恭稔 | ヤマダ ヤストシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-AT2-AB03
履修条件・関連科目等
履修条件:自ら考え、積極的に学ぶ姿勢を求める。
関連科目等:特になし。
この授業は、旧カリキュラムでは、2年次の「アジアの経済史」、および3・4年次の「アジア経済論」「アジア経営論」の基礎となるものである。
同様に、新カリキュラムでは、この授業は「東南アジア研究 I (政治・歴史)」となり、3・4年次の「東南アジア研究 II(経済)」および「東南アジア研究III(経営)」の基礎に位置付けられる。
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
アジアは、経済の発展が著しい一方、社会的には多様性に富んだ、国際地域研究の対象として興味深い地域である。本講義では、近現代における東南アジアの政治や社会の状況、特徴、変化について、基本的知識を習得し理解を深めながら、国際地域研究のアプローチを学ぶ。講義構成としては、東南アジアの国々や地域に関する基本事項を解説した後、植民地化とその対応、ナショナリズムの台頭と国民国家の形成、開発主義と開発独裁およびその政治社会的影響、インドシナ諸国の共産党政権と開発政策、市民社会の台頭、ASEANなどの地域統合の動きと社会的影響について、東南アジア各国の事例を紹介・比較しつつ、政治学、社会学などを含んだ学際的な視点から議論を深める。
科目目的
・東南アジアの国々や地域に関する近現代史について基本的な知識を習得する。
・東南アジアの国々や地域に関する現代の政治や社会について基本的な知識を習得する。
・東南アジアの国々や地域を題材として国際地域研究のアプローチを学ぶ。
到達目標
・東南アジアの国々や地域に関する近現代史、ならびに現代の政治や社会について、基本的な知識を正しく理解し、自国との互恵関係を構築し持続的発展へとつなげることができる深い能力を習得する。
授業計画と内容
各回の授業内容は、以下の通りである。
第1回 オリエンテーション:本科目のねらいと東南アジアの概要
第2回 東南アジアの基層・基本知識(地理、宗教、政治体制など)
第3回 土着国家と外来文明の影響
第4回 欧米による植民地化
第5回 植民地化への対応① 近代化の動き
第6回 植民地化への対応② 植民地ナショナリズム
第7回 日本の東南アジア占領統治
第8回 第二次世界大戦後の独立と混乱① 現代国家の誕生
第9回 第二次世界大戦後の独立と混乱② 国民統合と独立分離
第10回 開発主義と開発独裁① 開発独裁による開発政策
第11回 開発主義と開発独裁② 開発独裁の政治社会への影響
第12回 インドシナ諸国の開発政策
第13回 東南アジアの地域機構(ASEANなど)
第14回 民主化運動と民主主義国家への転換、および本科目の総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業前にmanabaに掲載するレジュメや資料に必ず目を通した上で出席すること。また、復習に積極的に取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | 90〜100、80〜89、70〜79、60〜69、59以下、未受験・評価不能 |
期末試験(到達度確認) | 40 | 90〜100、80〜89、70〜79、60〜69、59以下、未受験・評価不能 |
平常点 | 20 | リアクションカード、授業でのディスカッションへの貢献度 |
成績評価の方法・基準(備考)
上述した科目到達目標に則し、下記の比率で評価する。
・中間テスト:40%
・期末テスト:40%
・リアクションカード、授業でのディスカッションへの貢献度:20%
中間および期末のテストは、Take-Home Examで実施する。
リアクションカードは、各授業後に作成してもらう。これには2つの目的がある。その1つは、コメントや感想を書いてもらい、一方向になり易い講義の改善に役立てたり、それを補うためである。もう1つは、受講者の参加姿勢を見る材料としても活用するためである。
リアクションカードへのフィードバックならびにテストの講評・解説は、授業時間内に設ける。
授業でのディスカッションへの貢献のためには、授業時間外の準備に基づく積極的な発言が期待される。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manaba
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・財団法人 国際開発センター 研究員(開発社会学)、在職1991年8月〜1993年3月。
・社会開発国際調査研究センター 主任研究員(地域社会開発)、在職1993年7月〜2019年3月。
上記職において開発コンサルタントとして東南アジア地域、主に大陸部東南アジアに関わった経験。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
東南アジア諸国の開発政策とその影響に関する授業(第10回から第12回、および第14回)での経験に基づく解説。
テキスト・参考文献等
テキスト:なし。
参考文献:①Milton Osborne, ②Southeast Asia: An Introductory History, ③Allen & Unwin, 2016, Australia, ④12th Edition.
(該当箇所をmanaba上で掲載。他の参考文献も、必要に応じて講義内で紹介し同様に掲載。)
その他特記事項
日頃から東南アジアに関する歴史文化に興味を持ち、また、政治や時事のニュースなどからも広く知識や情報を得ようと心掛けること。
講義や発表中の私語、授業内容と無関係なスマホ使用、不要な出入り等は控えること。
服装・行動に関する社会的な常識・マナーを遵守すること。