シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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アジア経済論 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 油谷 博司 | ユタニ ヒロシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-AT3-AI03
履修条件・関連科目等
「経済学入門」、「ミクロ経済学」及び「経営統計入門」を履修済みであること。
「東南アジア研究Ⅰ政治・歴史」、「国際経済学」を履修済みであることが望ましい。
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目において、学生は東南アジア経済についての現状や課題について学び、将来のさらなる変化について展望できるようになることを目指します。東南アジアは、現在,世界の中で最もダイナミックに成長している地域であり、また今後とも成長することが期待される地域です。一方、経済レベルや文化・宗教的背景が他地域に比べ多様な地域でもあります。日本との距離的・文化的近さや、歴史的なつながりもあり、日本経済の将来を展望するにおいても、東南アジア経済の理解は不可欠ものと言えます。本授業においては、個別の国に焦点を当てるよりも、経済の様々な局面から横断的に経済理論や統計を基に分析します。
授業時間内は英語のみ使用します。
科目目的
本科目は、科目群では国際地域・公共の科目として位置づけられています。本科目にて東南アジアの課題や日本及びその他地域との関わり、展望について理解を深めることを目的としています。これにより、国際経営学部のディプロマ・ポリシーの「卒業するにあたって備えるべき資質・能力・態度」のうち、主に「1.知識獲得力」と「4.組織的行動力」を養うことを目的にしています。
到達目標
本科目では,学生が以下の点ができるようになることを到達目標とします。
1. 東南アジア経済の現状と課題について解説ができる。
2. 東南アジアにおける金融事情と課題について解説ができる。
3. 東南アジア地域の今後の展望や日本及び他地域との関わりについて、経済の観点から考察することができるようになる。
授業計画と内容
第1回 東南アジア概観
第2回 東南アジアのマクロ経済
第3回 東南アジアの域内及び域外貿易
第4回 東南アジアの産業構造
第5回 東南アジアの金融システム
第6回 東南アジアの域内相互依存
第7回 中間まとめ:東南アジアの基礎経済状況
第8回 東南アジアの経済成長
第9回 東南アの都市化
第10回 東南アジアのインフォーマル経済
第11回 東南アジアの人口動態
第12回 東南アジアの格差問題
第13回 東南アジアの環境問題
第14回 総括:東南アジアの展望と課題
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で議論するトピックスを事前に掲示するので、授業前にmanabaに掲載する参考文献を読み、また必要なデータを収集して授業でのディスカッションに参加できるよう準備しておいて下さい。
以上,各授業4時間程度。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 経済学の概念・理論を用いて、前提やデータから結論が論理的に展開されているか、またレポート全体の整合性を評価します。ただし、文法の誤りやスペルミス、不適切な表現は減点します。2回予定しています。 |
平常点 | 20 | 授業への参加・貢献、意見表明、グループワークでの他学生との協調的な姿勢、理解度確認課題への取組み、その他受講態度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
レポートを提出しない者、または理由なく出席が60%未満の者については不合格とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
学生の意見集約や理解度の確認のためにResponやmanabaのアンケート機能・小テストを適宜活用します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
およそ30年にわたり銀行に勤務し、その間海外のプロジェクトファイナンス組成、企業審査、不良債権処理、内部統制等に従事。海外勤務経験として、ニューヨーク及びバンコックに駐在、その他米国の他都市、アジア・豪州諸都市出張により外国人のマネジメントや交渉・コミュニケーションを経験。また、2年間中小製造業の経営企画や経理・決算にも従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を基に、実務における分析、金融や経営の背景、経験した事象の紹介を交えて授業を行う。
テキスト・参考文献等
テキスト
無し.
参考文献
Asian Development Bank (2020), Asia’s Journey to Prosperity: Policy, Market, and Technology over 50 Years, Manila, Philippines: Asian Development Bank
(https://www.adb.org/publications/asias-journey-to-prosperity)
International Monetary Fund, Regional Economic Outlook: Asia and Pacific, Washington, D.C.: International Monetary Fund. Published each year.
(https://www.imf.org/en/Publications/REO/APAC)
その他適宜授業内にて紹介する。