シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ヨーロッパ経済論 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 油谷 博司 | ユタニ ヒロシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-AT3-AI05
履修条件・関連科目等
「経済学入門」、「ミクロ経済学」及び「経営統計入門」を履修済みであること。
「ヨーロッパ研究Ⅰ政治・歴史」と「国際経済学」を履修済みであることが望ましい。
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目において、学生はヨーロッパ経済についての現状や課題について学び、将来のさらなる変化について展望できるようになることを目指します。ヨーロッパは、EU加盟国と非加盟国に分かれます。2021年1月の英国のEUを離脱、2022年2月ロシアによるウクライナ武力侵攻等、ヨーロッパは現在、EU加盟国間や各加盟国内の経済格差、移民問題に加え、地政学的リスクから派生する経済問題等の諸問題に直面しています。EUは、経済的には単一市場、金融面では通貨同盟を形成するフロントランナーであることから、他地域においても、ヨーロッパの現状と課題を理解することは意義があります。
本授業においては、個別の国に焦点を当てるよりも、経済の様々な局面から横断的に経済理論や統計を基に分析します。また、授業時間内は英語のみ使用します。
授業時間内は英語のみ使用します。
科目目的
本科目は、科目群では国際地域研究の科目として位置づけられています。本科目にてヨーロッパの課題や展望について理解を深めることを目的としています。これにより、国際経営学枌尾ディプロマ・ポリシーに挙げられた、自国と他国の経済の違いを正しく理解し、互恵関係を構築して持続的発展へとつなげることができる、深い専門能力を養うことを目的としています。
到達目標
本科目では、学生が以下の点ができるようになることを到達目標とします。
1. ヨーロッパ経済の現状と課題について解説ができる。
2. ヨーロッパの国々の他地域との関わりについて解説ができる。
3. ヨーロッパの今後の展望について、経済の観点から考察することができる。
授業計画と内容
第1回 ヨーロッパ概観
第2回 ヨーロッパのマクロ経済
第3回 ヨーロッパの域内及び対外貿易
第4回 ヨーロッパの産業
第5回 ヨーロッパの金融システム・金融機関
第6回 ヨーロッパの通貨制度
第7回 中間まとめ:ヨーロッパの基礎経済状況
第8回 EUの財政
第9回 EUの競争政策
第10回 ヨーロッパのエネルギー問題
第11回 ヨーロッパの環境問題
第12回 ヨーロッパの移民・労働問題
第13回 ヨーロッパの地域格差問題
第14回 総括:ヨーロッパ経済の課題と展望
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で議論するトピックスを事前に掲示するので、授業前にmanabaに掲載する参考文献を読み、また必要なデータを収集して授業でのディスカッションに参加できるよう準備しておいて下さい。
以上、各授業4時間程度。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 経済学の概念・理論を用いて、前提やデータから結論が論理的に展開されているか、またレポート全体の整合性を評価します。ただし、文法の誤りやスペルミス、不適切な表現は減点します。2回予定しています。 |
平常点 | 20 | 授業への参加・貢献,意見表明、グループワークでの他学生との協調的な姿勢、理解度確認課題への取組み、その他受講態度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
レポートを提出しない者または理由なく出席が60%に満たない者については不合格とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
学生の意見集約や理解度の確認のためにResponやmanabaのアンケート機能・小テストを適宜活用します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
およそ30年にわたり銀行に勤務し、その間海外のプロジェクトファイナンス組成、企業審査、不良債権処理、内部統制等に従事。海外勤務経験として、ニューヨーク及びバンコックに駐在、その他米国の他都市、アジア・豪州諸都市出張により外国人のマネジメントや交渉・コミュニケーションを経験。また、2年間中小製造業の経営企画や経理・決算にも従事.特にヨーロッパについては、主にヨーロッパ企業の審査を通じヨーロッパの産業並びに経済・金融状況に精通。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を基に、実務における分析、金融や経営の背景、経験した事象の紹介を交えて授業を行う。
テキスト・参考文献等
テキスト:
無し.
参考文献:
International Monetary Fund, Regional Economic Outlook: Europe, Washington, D.C.: International Monetary Fund. Published each year.
(https://www.imf.org/en/Publications/REO/EU)
その他適宜授業にて紹介します.