シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本企業論 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 木村 剛 | キムラ ツヨシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-AT3-AI06
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1980年代まで日本企業は「日本的経営」すなわち独特の経営哲学や経営手法によって躍進を続けました。そのDNAは今も日本企業の中に残る一方、1990年代以降はグローバルスタンダードの経営手法も取り入れています。本コースでは、伝統的日本企業をケースとして取り上げ、どのような経営哲学や経営手法で成長してきたのか、また、近年の競争環境の変化によりどのように変化しているのかを議論します。また、比較的新しい企業が、競合企業に立ち向かい、競争優位を獲得するには何が求められるかなどを議論します。学生が任意の企業を選定し、その企業について調査して発表するプロジェクトを行います。
科目目的
日本企業の特徴と世界市場における競争優位の源泉に関して理解することを目的とします。
国際経営学部ディプロマポリシーとの関連:
1)企業のグローバルな活動における諸課題を経営学を基本とした視点から把握する
2)企業の現状把握と分析を行い、経営戦略を立案することができる
3)自国と他国の歴史・政治経済・文化の違いを正しく理解する
到達目標
日本企業の持つ一般的な特徴や強みを理解した上で、特定の企業を取り上げ、その企業の競争上の位置づけ、強みや弱み、業界構造、そして経営戦略などを分析できるようになること、さらに国際競争で勝ち残るための戦略提言ができることが到達目標です。
授業計画と内容
1. イントロダクション
2. 企業とは何か
3. 伝統的日本企業の特徴
4. 日本企業と欧米企業の比較
5. ケース①議論(ヤマト運輸:新規事業進出のマネジメント)
6. ケース①議論(ヤマト運輸:環境適応のマネジメント)
7. ケース②議論(ホンダ:創発的戦略とそのマネジメント)
8. プロジェクト①発表と議論
9. 日本企業のイノベーション
10. ケース③議論(旭酒造:イノベーションのマネジメント)
11. ケース④議論(パナソニック:企業変革のマネジメント)
12. 総合的議論とプロジェクト②グループ議論
13. 学習内容のまとめとプロジェクト②グループ議論
14. プロジェクト②発表と議論
コース全体として、ディスカッション、プレゼンテーションなどのアクティブラーニングの要素を多く含みます。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
学生は講義の後、学んだことを復習することが必要である。
他にプロジェクトのグループ議論を継続的に行う必要がある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 70 | 授業時間中や授業後の振り返りレポート、授業への貢献など(40%)、および小テスト(30%)による評価 |
その他 | 30 | プロジェクト発表:分析の深さと妥当性、プレゼンテーションとしての表現 |
成績評価の方法・基準(備考)
プロジェクト発表(30%)は分析の深さと妥当性を評価します。毎回の授業中(in-class report)と、授業後(after-class report)のの課題提出が求められます(40%)。また、小テストによる知識面での到達度確認を行います(30%)。
評価の前提条件として、70%以上の出席を満たさない、もしくは、70%以上の課題が提出されない場合は、E評価とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員は、日本能率協会コンサルティングの後、GMアジア太平洋地域事業開発マネジャー、スント日本代表、アディダス戦略企画部長、クイックシルバー戦略企画ディレクター、DCシューズ北アジア地域統括マネジャーなど20年以上にわたり企業で勤務経験があります。また、現在も会社(Malz株式会社)を経営しています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業の現場で行われているファシリテーションやプレゼンテーションのみならず、企業分析や戦略立案に関しても企業実務の実践的な観点から教育を行います。
テキスト・参考文献等
参考文献は必要に応じて授業内で随時提示する。
その他特記事項
このコースでは、学生は議論のプロセスから学び取ります。そのため、主体的に学び取ろうとする姿勢、お互いに協力しての学び合い、課題を通じての振り返り・事前準備が必要です。