シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習Ⅰ | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 油谷 博司 | ユタニ ヒロシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM2-SB01
履修条件・関連科目等
選考方法:
1. 研究したいまたは興味のあるトピックスやテーマとその理由、およびそのための準備状況(習得した知識やスキル)について英語400語程度のメモを事前に提出してもらいます。
2. 提出されたメモに基づきオンライン個別面接を行います。
以下科目を履修済みまたは同等の知識を有することが望ましい。
「金融論」
「財務論」
英語レベル:
B1以上
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本専門演習Iは、通貨・金融経済学やコーポレート・ファイナンスに関するトピックスについて更に研究を進めるための知識やスキルを身に着けることを目的としています。各授業では、基本的に学生主導で知識や情報の共有及び課題の議論を行うことを期待しています。教員は必要に応じ、課題の提供や補足的解説を行います。
授業内では英語のみを使用します。
科目目的
本専門演習Iは、通貨・金融経済学やコーポレート・ファイナンスに関するトピックスについて更に研究を進めるための知識やスキルを身に着けることを目的としています。専門演習の一連の科目は、学生が国際経営学部のディプロマ・ポリシーの「卒業するにあたって備えるべき資質・能力・態度」のうち、「1.知識獲得力」と「4.組織的行動力」を養うことを中心に他の3つのコンピテンシーの強化も合わせ総合的に人間性を高めることを目的にしています。
到達目標
本専門演習Iの到達目標は以下の通りです:
1. 学生が通貨や金融に関する問題について理論やデータをもとに議論できるようになる。
2. 学生が自分の意見を、英語として正しくまた決められたスタイルに従った英文で表明することができるようになる。
授業計画と内容
特に断りのない限り、初回を除き、基本的に各回学生によるグループ・ワーク及びプレゼンテーションまたはディスカッションを行います。会計知識については、適宜補足することを想定しています。
第1回:イントロ
第2回:通貨数量
第3回:金融資産の評価
第4回:金利の変動
第5回:金利のリスク及び期間構造
第6回:株式市場
第7回:金融構造の経済分析
第8回:銀行業
第9回:金融規制
第10回:マネーサプライ
第11回:金融政策のツール
第12回:金融政策の実施
第13回:通貨数量理論と通貨需要
第14回:総括:金融の諸問題
3年次前期・後期:
各学生の卒業論文のテーマを絞り込むことを目標とします。理論や分析手法を学ぶため、各学生が金融のなかでも興味のある、または問題意識を抱いている分野を大まかに決め(金融経済,財務管理,実証会計など)各分野について2年次より1レベル高度なテキストや文献などから題材を選びディスカッションを行います。成果物として研究テーマを絞り込むためのレポートや卒業論文執筆のための研究計画を作成してもらいます。
4年次前期:
卒業論文執筆のための研究を具体的に進めることが中心になります。仮説の設定、データ収集及び分析、そして結果の解釈が想定される中心的活動になります。学生間でそれぞれが進捗を報告・内容のディスカッションを行うことで互いに刺激し合って、バイアスが無く、かつより深い研究となることを目指します。
4年次後期:
卒業論文完成が目標です。スケジュールに従って書き進め、学生間相互に批評し合うことで、正確かつ説得力のある論文に仕上げることを目指します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業でディスカスするトピックスは事前に決定ないし通知します。各グループまたは学生は、授業でのプレゼンテーションおよびディスカッションの準備を行うことが求められます。
各授業でおおよそ8時間程度であろうと推測します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 個人レポート。貨幣・金融経済学の概念や理論を用いた仮定から結論に至る論理的展開により評価します。尚、文法の間違いやスペルミス、不適切な表現については減点します。 |
平常点 | 50 | 授業中のプレゼンテーションおよびディスカッションへの積極的な参加、具体的には、意見の表明、グループ・ワークでの他学生との協調的態度及び授業への献身的行動に基づき評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
理由なく出席が60%未満の者、またはレポートを提出しない者については、不合格とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
適宜、インターネットから統計をダウンロードし、分析を行う。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
およそ30年にわたり銀行に勤務し、その間プロジェクトファイナンス組成、海外企業審査、不良債権処理、内部統制等に従事。海外勤務経験として、ニューヨーク及びバンコックに駐在、その他米国の他都市、アジア・豪州諸都市出張により外国人のマネジメントや交渉・コミュニケーションを経験。また、2年間中小製造業の経営企画や経理・決算にも従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を基に、実務における分析、金融や経営の背景を交えて研究助言を行う。
テキスト・参考文献等
テキスト:
Frederic S. Mishkin (2022) The Economics of Money, Banking, and Financial Markets, 13th edition, Global edition, Pearson (ISBN: 9781292409481).
参考文献:
R. Glenn Hubbard and Anthony Patrick O'Brien (2022) Money, Banking, and the Financial System, 4th edition, Pearson (ISBN: 9780136893646).
Stanley Block, Geoffrey Hirt, and Bartley Danielsen (2019) Foundations of Financial Management, 7th edition, McGraw Hill Education (ISBN: 9781260013917).
Thomas Edmonds, Christopher Edmonds, Frances McNair and Philip Olds (2016) Fundamental Financial Accounting Concepts, 9th edition, McGrow Hill Education (ISBN: 9780078025907).
清水克俊(2018)『金融経済学入門』東京大学出版会(ISBN: 978-4-13-042148-5)
榊原茂樹,菊池誠一,新井富雄,太田浩司(2011)『現代の財務管理,新版』有斐閣(有斐閣アルマ)(ISBN: 978-4-641-12427-1)
桜井久勝(2020)『財務会計講義,第21版』中央経済社(ISBN:978-4-502-34781-8)
その他授業にて適宜紹介します。