シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習Ⅰ | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 国松 麻季 | クニマツ マキ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM2-SB01
履修条件・関連科目等
(1) 本演習は日本語と英語を用いて運営します。日本語・英語の資格や成績は問いませんが、英語・日本語を問わず、運営に参加・協力する姿勢を持ち、この機会を活用する意欲を持つことを履修条件とします。なお、フィールドワークや外部の方の講義などは日本語を用いますので、一定レベルの日本語能力が必要となります。
(2) 本演習の一環として、学生が主体となり、企業・機関などの実務現場への訪問や講師の招聘を企画・運営します。訪問・招聘ならびにその企画・運営では日本語が中心となります。
(3) 本演習を履修する学生には、主体的に役割を担当していただきます。「その他特記事項」を精読のうえ、自らがなし得る貢献について考えてください。
[選考方法]
レポート(担当教員からの質問にEメールで回答する形式)および1年次の成績および貢献を勘案します。
必要に応じて個別面談を実施します。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
日本語と英語を主な言語として用います。また、ゲストスピーカーや企業等訪問時の使用言語は日本語が中心となります。
授業の概要
〔専門演習I~V共通のテーマ〕
グローバル経営に関わる法制度・政策の理論と運用を学ぶ
-実社会と多くの接点を持ちながら、主体的に学び、チームでやり抜く力を獲得しよう-
このゼミでは、グローバルな経済活動に関連する法制度や政策への理解を深めます。そのなかで、実務とのかかわりを重視し、法制度や政策の知識を活かしながら、グローバル経営や地球規模の課題を見つけ、その解決について考えていきます。
【2年次秋学期 専門演習I】
グローバルな経済活動に必要となる法制度や政策の全体像を学びながら、各自が関心を持つ「業種」「分野」に関わりの深い「政策課題」をグループワークで掘り下げます。文献講読、講義、実務家へのヒアリングならびに企業・組織への訪問の企画立案と実施を通じて、経営に関わる法制度や政策ならびにプロジェクトマネジメントについて多くのインプットを行います。同時に、個人およびグループにより、プレゼンテーション、レポート執筆、HP記事の作成などの多様なアウトプットに取り組みます。
◆3年次の専門演習IIおよびIIIはグループワークを中心に進め、卒業論文にも必須となる「リサーチクエスチョン」を設定したうえでの調査研究の推進能力と組織行動力を高めます。
【3年次春学期 専門演習II】
専門演習IIでは、ゼミ全体での共通テーマを設定したうえでのグループワークを行います。2022-2024年度は外部団体であるスマートシティインスティテュートとの協力体制のもと、自治体等への訪問調査やウェビナーでの発表を行ってきました。2025年度については追って調整します。
【3年次秋学期 専門演習III】
専門演習IIIでは、これまでの学習成果を活かし、グループごとにグローバル経営に関わる紛争事案やルール形成事案など、企業や業界が関わるグローバル経営に関わる具体的な事例を取り上げて研究し、発表します。研究の過程で、必要に応じて企業・機関・専門家等へのヒアリングを行います。
法制度・政策分野として、物品貿易、投資、サービス貿易、知的財産、競争、補助金などから選択することを想定しています。国際機関および内外政府機関による情報の調査には特に力を入れ、研究能力を養います。
状況が許せば、3-4年次のいずれかのタイミングでの海外調査の実施を検討します。実施可能との判断がなされた場合、参加可能なゼミ生により、準備、実施およびレビューを行います。有力な訪問先候補はジャカルタです(日系企業および団体、ジェトロ、現地政府、国際機関ASEAN本部等への訪問調査)。情勢に応じ、他の訪問先も検討します。
◆4年次の専門演習IV・Vでは、基本的に卒業論文の提出に向けて個人研究を行います。
【4年次春学期 専門演習IV】
専門演習IVでは、3年次までの修学に基づき、テーマおよび研究方法を定めていきます。同時に、英語で自分の研究についてプレゼンテーションできる能力の強化を目指します。必要に応じて外部ヒアリングを行います。
【4年次秋学期 専門演習V】
演習IからVまでの集大成として、英語での学術論文の記述方法に基づいて卒業論文を執筆します。
履修生間でプレゼンテーションやディスカッションを繰り返すとともに、内外の教員や専門家から指導を受ける機会を設けます。
科目目的
グローバルな経済活動に必要となる法制度や政策の全体像について理解し、個別分野を自ら主体的に、かつチームで協力して掘り下げる方法を体得することを目的とします。
到達目標
到達目標は次の4つです。
① 実務とのかかわりを重視しながら、グローバルな経済活動に関連する法制度や政策を重層的・多角的に捉えることができる。
② 特定業界の実務上の事例と、法制度や政策との関係を考察・検討するための視座ならびに情報収集・分析方法を獲得する。
③ 企業・機関訪問の計画・実施・レビューという一連のプロセスを主体的に実施することにより、サブスタンスの理解とともに実務的なプロジェクトマネジメントのスキルを活用することができる。
④ 他者の意見を尊重しながら相互に理解を深め、生産的な活動のために自ら熱意をもって貢献することができる。
授業計画と内容
第1回 科目の概要紹介
第2回 グローバルな経済活動に必要となる法制度・政策の全体像
第3回 業種・分野Aおよび業種・分野Bに関わる法制度・政策
第4回 業種・分野Cに関わる法制度・政策、分野横断的な法制度・政策の研究
第5回 業種・分野Aおよび業種・分野Bに関わる文献講読
第6回 政策課題の専門家とのディスカッション
第7回 業種・分野Cに関わる文献講読、企業・機関訪問に向けての検討
第8回 業種・分野に関わるグループの中間発表
第9回 業種・分野横断的な異なる切り口(国や地域)からの研究
第10回 企業・機関訪問に向けてのグループの発表
第11回 企業・機関訪問Aの実施
第12回 企業・機関訪問Bの実施
第13回 企業・機関訪問Cの実施
第14回 業種・分野に関わるグループの最終発表
・業種・分野A~Cは、履修生の関心によって決定する
・すべての回にディスカッション及び/またはプレゼンテーションを含む
・企業・機関訪問は、グループごとに訪問希望先を選定のうえ、申し入れ、公開情報による事前調査、質問項目の整理、訪問当日の運営およびフォローアップを行う。運営は担当のグループが責任をもって行うが、訪問は履修生全員が参加する。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回、次週に向けて(あるいは、秋学期を通じての)個人または/およびグループでの課題が明らかになりますので取り組んでください。また、関心事項や課題について、ディスカッションに参加・貢献するための準備として、マスメディア・公開情報からの情報収集や検討を行ってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 正当な理由または事前連絡のない欠席は基本的に認めず、仮にあった場合には減点の対象とする。 出席が11回に満たないものはE判定とする。 |
その他 | 50 | 毎回の取組み(発表を含む)・グループワークへの貢献(訪問やインタビューを含む)・その他ゼミ活動への参加の水準 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
manaba以外にも、Eメールは個別ミーティング(オンラインを含む)でもフィードバックを行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員は、総合経済団体、在外公館および民間シンクタンクにおいて勤務経験あり。
協力を得る外部専門家は、政府等関係者、企業関係者および国家資格に基づくサービス提供者等
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験から得た、法制度・政策とビジネスの関係についての視点や活用方法を説明する。
テキスト・参考文献等
専門演習Iでは、テキストは使用せず、配布資料、指定ウェブサイト等を用いる。参考文献については授業中に指示する。
専門演習II以降のテキスト、参考文献等については追って指示する。
その他特記事項
〔注意事項〕
・年間に1度程度(春休み・夏休み/学年単独および複数学年合同)合宿(1-2泊程度)を実施します。
・全てのゼミ生がゼミ運営に必要な何らかの係を担当します(ゼミ長、副ゼミ長、会計、合宿、広報等)。
・特別な理由がない場合、遅刻・早退せずに必ず出席することが必須です。サークル活動、アルバイトなどの正課外活動よりも、ゼミの行事・活動を優先するよう生活スケジュールを調整してください。
・万一、欠席または遅刻・早退する必要が生じた場合、事前に、また、なるべく早い時点で教員に連絡してください。
・授業時間外の学習にも熱意をもって必ず取り組んでください。
・メールでの連絡を確認し、必要があれてば必ず返信してください。