シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特別演習A(広告文案演習) | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 飯田 朝子 | イイダ アサコ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-IF9-ZSA1
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「広告文案」とは、広告活動を行うために用いるネーミング、キーワード設定やプレゼン資料制作スキルとった発案資材のことである。
春学期は、学生の目線からビジネスアイデアを構築し、プレゼンテーションを行う練習を中心に授業を進め、魅力的なプロジェクトのヒット商品のネーミング手法について議論する。実際にビジネスコンテストに応募し、学年の垣根を超えてクリエイティブな作業を多く行う予定である。
科目目的
日本の言語や文化の特性を活かし、どのようなビジネスモデルを提案すればグローバル市場で成長できるのかを考える。インタラクティブでクリエイティブな活動を通して、未来の広告活動を予測する力を身に着ける。消費者を惹き付ける語彙や表現を学び、多くのアイデアを生み出し、言葉で表現することで発想力豊かなビジネスパーソンの育成を目指す。
到達目標
日本の広告業界に興味がある学生はもとより、商品開発に興味のある学生、起業してSNSなどでビジネスを展開したい学生に向いているゼミ形式の授業となる。ビジネスコンテストに応募するプロジェクトも予定しているので、大学時代に力試しをしてみたいという学生に向いている。日本語でプレゼンテーションの技能も磨く練習も行う。
就職活動などにおいて自身のアピールをESに書いたりすることに役立つよう、短くインパクトのある表現が日本語で身に着くようにしたい。
※作品発表や批評の機会を多く設けたいため、履修人数の【上限を20名程度】としたい。
※留学生の場合は、N2以上の日本語能力で、国語辞書が引ける程度の力があることが望ましい。授業の中では補助的に英語を用いる。
授業計画と内容
選抜方法:ネーミングの課題提出
履修を希望する人は、以下の課題についてmanaba個人指導欄から、指定された期日までに提出のこと。
(1) この授業を履修する動機や目的を、日本語200字程度で書いて下さい。
(2) 多摩モノレール「中央大学・明星大学前」の駅名を、もっと魅力的にするための新しいネーミングを考えて下さい。 あなたの発想した新駅名を日本語で書き、なぜそれが良いかを簡単に説明しなさい。
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第1週 授業ガイダンス、言葉とビジネスアイデアの関連性
第2週 宣伝会議主催「販促コンペ」入門、グループ分け
第3週 課題説明、アイデアのキーワード出し、ブレインストーミング
第4週 ビジネスアイデアのエビデンス資料収集
第5週 グループ・プレゼンテーション準備
第6週 グループ・プレゼンテーション 総評とブラッシュアップ
第7週 宣伝会議主催「販促コンペ」応募作業(〆切は6月上旬を予定)
第8週 コピーライティングとグラフィックの関係
第9週 商品ネーミングの変遷(昭和~令和)
第10週 ヒット商品のネーミング発想法
第11週 ゲスト講師による講演会(日本ネーミング協会/株式会社サン・アド 大友美有紀先生)
第12週 講演会の復習、ネーミング発案のグループワーク
第13週 ネーミング提案の最終プレゼンテーション
第14週 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
学生部門を持つビジネスコンテストに応募したり、ヒット商品・注目企画のネーミングの手法を学ぶ。短く分かり易い文章を書く習慣を身に着ける。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 与えられた課題に対し、商品・サービスを売るための販売戦略を創出し、ネーミングやキャッチコピーを作成する力を問う。 |
平常点 | 70 | 演習であるため授業への出席を重視する。単位取得のためには10週(1,000分)以上対面授業に参加すること。併せて課題提出、作品批評などを毎週求める。ビジネスプレゼンテーションやネーミング作品の提案も平常点に含める。 |
成績評価の方法・基準(備考)
2024年7月上旬に、宣伝会議「販促会議 企画コンペティション(通称:販促コンペ)」協賛企業プレゼンテーションが開催される。こちらに参加することを推奨する。
https://hansoku.co/
また、「販促コンペ」の一次通過者発表が8月1日であるため、審査に通過した学生には成績評価にボーナス点を与える。詳細については初回授業で説明する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Padletというオンラインのシェアボードを使い、プレゼン資料の共有やネーミングの課題を提出してもらう予定。詳細は初回授業で説明する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
日本ネーミング協会/株式会社サン・アド 大友美有紀先生にご登壇頂く予定である。
大友氏は、株式会社サン・アドで活躍するクリエイティブ・ディレクター。サントリーのコピーライターとして、広告の企画制作、商品開発、ネーミングに携わったご経験も持つ。金沢や青森県の産品、ショップのブランドコンセプト企画を数多く手掛けている。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
大友氏の講義を聞くことにより、ヒットする商品ネーミングの工夫を学ぶことができる。加えて、ビジネスピッチの手法などについて幅広く触れる機会を得られる。
テキスト・参考文献等
【自学用の参考文献】
飯田朝子(2012) 『ネーミングがモノを言う:あのヒット商品からタワーまで』(中央大学出版)
その他の資料は適宜配布する。
その他特記事項
本授業は【履修人数の上限が20名】である。履修を希望する学生は、4月上旬までに履修の仮登録をしておくこと。
仮登録者が21名になった時点で、以下の課題に選抜機能を持たせる。期日や選抜の経過についてはmanabaコースニュースで発表する。
履修許可者が決定した状態で初回授業を始めるため、選抜課題と結果の掲示に注意すること。
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【履修の優先順位】
(1位) 飯田の専門演習を履修する機会がなかった3・4年生 (22F, 21F, 20F, 19F)
(2位) 飯田の「広告表現研究」を履修する機会がなかった4年生 (21F, 20F, 19F)
(3位) 飯田の入門演習を履修する機会がなかった1~3年生(24F, 23F, 22F, 21F)
※飯田ゼミに所属している/したことがある人は、履修希望者が19名以下の場合に限り応募可。
※秋学期の特別演習Aとのダブル履修はできません。
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◆選抜方法:ネーミングの課題提出◆
履修を希望する人は、以下の課題についてmanaba個人指導欄から、期日までに回答を提出のこと。
(1) この授業を履修する動機や目的を、日本語200字程度で書いて下さい。
(2) 多摩モノレール「中央大学・明星大学前」の駅名を、もっと魅力的にするための新しいネーミングを考えて下さい。 あなたの発想した新駅名を日本語で書き、なぜそれが良いかを簡単に説明しなさい。
参考URL
●宣伝会議「販促会議 企画コンペティション」
https://hansoku.co/
協賛企業から出される商品・サービスのプロモーションについての課題を受け、解決策となるアイデアを企画書形式で募集するコンテスト。学生部門も新設された。
●日本ネーミング大賞
https://j-naming-award.jp/
飯田教授が審査員を務める、商品やサービスのネーミングの質を競うコンテスト。