シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 山田 恭稔 | ヤマダ ヤストシ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OG1-LA04
履修条件・関連科目等
履修条件:自ら考え、積極的に学ぶ姿勢を求める。
関連科目等:特になし。
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会学は、社会現象の実態や、それが生ずるメカニズムを分析・解明する学問である。本講義では、社会の様々な現象から「見えないもの」を見る姿勢、グローバルに考えるスキルの習得を目標とする。前半では、格差と貧困、ジェンダー、権力という視点を通して、自分と馴染みある世界についての理解を深める。そして、労働、社会化とアイデンティティ、消費社会について議論し、構成された自分と社会について学ぶ。後半では、これらの社会学的視点をグローバル化に関連する側面にまで拡げ、「内なる国際化:在住外国人をめぐって考える」というテーマを掘り下げる。このテーマの下、労働と生活の環境、子供達の教育機会、医療サービスへのアクセス、アイデンティティの確立、地域おこし/まちおこし、防災といった観点から討議を行ない、理解を深める。
科目目的
・社会の様々な現象から「見えないもの」を社会学的に可視化する姿勢を習得する。
・グローバルに考えるスキルを習得する。
到達目標
・社会の様々な現象から「見えないもの」を社会学的に可視化する姿勢、ならびにグローバルに考えるスキルを習得し、社会学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った知性に基づいた的確な現実把握力を修得する。
授業計画と内容
各回の授業内容は、以下の通りである。
第1回 オリエンテーション:社会学の全体像と本科目のねらい
第2回 社会学の視点① 格差と階層化
第3回 社会学の視点② ジェンダー
第4回 社会学の視点③ 権力
第5回 構成された自己と社会① 労働
第6回 構成された自己と社会② 社会化とアイデンティティ
第7回 構成された自己と社会③ 消費社会
第8回 内なる国際化:在住外国人をめぐって考える① 現状の把握と課題(ゲストスピーカーによる特別授業)
第9回 内なる国際化:在住外国人をめぐって考える② 労働と生活の環境
第10回 内なる国際化:在住外国人をめぐって考える③ 子供達の教育機会
第11回 内なる国際化:在住外国人をめぐって考える④ 医療サービスへのアクセス
第12回 内なる国際化:在住外国人をめぐって考える⑤ アイデンティティの確立
第13回 内なる国際化:在住外国人をめぐって考える⑥ 地域おこし/まちおこし
第14回 内なる国際化:在住外国人をめぐって考える⑦ 防災、および総括
履修者の人数、ゲストスピーカーの都合などによって、授業スケジュールならびに進め方を変更することもある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業前にmanaba上に掲載するレジュメや資料に必ず目を通した上で出席すること。また、本科目の学びに求められる課題に積極的に取り組むこと。
日頃から社会問題に関心を持ち、メディアから得た知識や情報を鵜呑みにせずに、社会学的に見る眼を養うよう心掛けること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 35 | ・中間課題(研究計画書):10%、 ・期末レポート(リサーチペーパー):25% |
その他 | 65 | ・リフレクションカード:20% ・グループワークの発表準備および発表:35% ・授業中のディスカッションへの参加などへの貢献度:10% |
成績評価の方法・基準(備考)
リフレクションカードは、各授業後に作成してもらう。授業やプレゼンテーションの内容に対するコメントや感想のみならず、自分が発表者だった回については、プレゼンテーションの準備段階としてのグループワークを通して感じたことや考えたことを書いてもらう。
リフレクションカードへのフィードバックならびにプレセンテーションの講評は、必要に応じ、授業時間内に設ける。
ディスカッションなど授業への貢献のためには、授業時間外の準備に基づく積極的な発言が期待される。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manaba
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・財団法人 国際開発センター 研究員(開発社会学)、在職1991年8月〜1993年3月。
・社会開発国際調査研究センター 主任研究員(地域社会開発)、在職1993年7月〜2019年3月。
上記職において開発コンサルタントとして国際協力ならびにグローバルな社会問題に関わった経験。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
本科目後半(第9回から第14回)の解説における当該テーマに関連した経験共有。
テキスト・参考文献等
テキスト:なし。
参考文献:必要に応じて講義内で紹介し、manaba上で掲載。
その他特記事項
日頃から社会問題に関心を持ち、メディアから得た知識や情報を鵜呑みにせずに、社会学的に見る眼を養うよう心掛けること。
講義や発表中の私語、授業内容と無関係なスマホ使用、不要な出入り等は控えること。
服装・行動に関する社会的な常識・マナーを遵守すること。
参考URL
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