シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
政治学 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 中村 勝己 | ナカムラ カツミ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OL1-LA06
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
2023年度は以下のような順序で授業を行った。
新年度は、順序を入れ替えるかもしれないが、内容に変化はない。
(1)ガイダンス
(2)健康・衛生――新型コロナ・生政治・デジタル監視社会
(3)景気停滞――成熟社会・新産業育成・人間のケア
(4)ポピュリズム――グローバル化・社会の変容・政党政治
(5)選挙――投票率の低下・業界団体・政治家の誕生
(6)宗教――原理主義・新興宗教・政教分離
(7)中間のまとめ
(8)メディア――ネット・フェイクニュース・リテラシー
(9)国際関係――エレファントカーブ・グローバル化・多元主義
(10)戦争と平和――ポスト〈ポスト冷戦〉・平和学・戦犯法廷
(11)福祉レジーム――生活保障・社会変容・ジェンダー平等
(12)世代間格差――シルバー民主主義・人口動態・年金制度
(13)参加と運動――フェミニズム・LGBTQ・マイノリティ
(14)まとめ
科目目的
①基本的な政治理論ならびに、他の社会科学を理解していくうえで必要な知識の習得を目標とする。
②現代社会における一市民として、実社会における政治の重要性を認識する。
到達目標
①現代社会において政治が関わる領域の現状を理解し、問題点を考察し批判的視点を涵養する。
②政治原理としての自由民主主義および社会主義などを理解し、自由・平等などの社会的諸価値の意義を理解する。
授業計画と内容
1回:
講義の目的:
2回:
講義の目的:
3回:
講義の目的:
4回:
5回:
6回:
講義の目的:
7回:
講義の目的:
8回:
講義の目的:
9回:
講義の目的:
10回:
講義の目的:
11回:
講義の目的:
12回:
講義の目的:
13回:
講義の目的:
14回:
講義の目的:
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業各回で参照するレジュメはmanabaにあるので、授業前にレジュメを参照し、基礎的な概念などは教科書などを参照して調べておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 6回目の講義が終わった後と、12回目の講義が終わった後に、それぞれレポートを課す。1回目で40点、2回目で40点である。 テーマに対して分析し論理的に述べていることが評価の基準です. |
平常点 | 20 | 授業運営に協力してくれた学生に毎回「平常点」として1点を与える。「協力」とは、プリントに引用されている引用文を音読すること、自分の意見を皆の前で表明することである。どちらを選んでも良い。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業期間中に2回のレポート(2000字程度)を課す予定である.
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
レジュメに 記載されている教科書の該当部分を読んでから,私の講義を聞いてくださ い.質問は授業中に受け付ける時間を設けます。またメールでも受け付けます.
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:なし。毎回の授業の前日に manaba にプリントをアップするので、それをプリントアウトするか教室でデバイスで参照すること。
授業プリントで言及あるいは引用した参考書は、以下の通り。
大林啓吾編『コロナの憲法学』弘文堂
島薗進「コロナ禍で根拠あるトリアージは可能か」、安藤泰至・島薗進編『見捨てられる〈いのち〉を考える』晶文社所収
土井健司「序文 いまトリアージを考える」、土井健司ほか編『コロナ禍とトリアージを問う』青弓社所収
ミシェル・フーコー『監獄の誕生――監視と処罰』田村俶訳、新潮社
――『性の歴史I――知への意志』渡辺守章訳、新潮社
デイヴィッド・ライアン『パンデミック監視社会』松本剛史訳、ちくま新書
阿部大輔編著『ポスト・オーバーツーリズム――界隈を再生する観光戦略』学芸出版社
G・エスピン-アンデルセン『福祉資本主義の三つの世界--比較福祉国家の理論と動態』岡沢憲芙・宮本太郎監訳、ミネルヴァ書房
NHKスペシャル取材班『マネー資本主義――暴走から崩壊への真相』新潮文庫、2012年
小野善康『成熟社会の経済学』岩波新書
小野善康『消費低迷と日本経済』朝日新書
小熊英二『社会を変えるには』講談社現代新書2012年
藻谷浩介・河野龍太郎・小野善康・萱野稔人『金融緩和の罠』集英社新書
広井良典『生命の政治学』岩波現代文庫
木田・丸山・栗原・野家編『コンサイス二〇世紀思想事典』三省堂、1989年
猪口・大澤・岡沢・山本・リード編『政治学事典』弘文堂、2000年
中村勝己「1990年代イタリア左翼の再定義論争における敵対性と平等主義――ボッビオ『右翼と左翼――政治的区別の理由と意義』をめぐる論争を中心に」、『年報政治学2006-1』(日本政治学会・木鐸社)所収、2006年
――「〈第三極型ポピュリズム〉について考える――イタリアの事例を中心に」、『変革のアソシエ』第28号所収、2017年
――「緊急事態宣言を考える――ポスト・コロナの時代を分析するために」『情況』第5期第3巻第3号所収、2020年夏号、情況出版。
畑山敏夫『現代フランスの新しい右翼――ルペンの見果てぬ夢』法律文化社、2007年
シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』山本圭・塩田潤訳、明石書店。
マルコ・レヴェッリ「「ポストフォーディズムについての八つの仮説」石堂清倫訳、『情況』1-2合併号、1997年
Marco Revelli, Populismo 2.0, 2017. レヴェッリ『ポピュリズム2.0』
Enzo Traverso, I nuovi volti del fascismo, 2017. トラヴェルソ『ポピュリズムとファシズム』湯川順夫訳、作品社。
小熊英二『誰が何を論じているのか――現代日本の思想と状況』新曜社、2017年
カーティス『代議士の誕生』山岡清二・大野一訳、日経BP社、2009年
辻中豊『利益集団』東京大学出版会、1988年
ロウィ『自由主義の終焉』村松岐夫監訳、木鐸社、1981年
宇野重規『保守主義とは何か――反フランス革命から現代日本まで』中公新書、2016年
島薗進『国家神道と日本人』岩波新書、2010年
島薗進編『政治と宗教--統一教会問題と危機に直面する公共空間』岩波新書、2023年
副島嘉和・井上博明「これが『統一教会』の秘部だ――世界日報事件で『追放』された側の告発」、『文藝春秋』 1984年7月号
高橋和之編『新版 世界憲法集』岩波文庫、2007年
長谷部恭男編『日本国憲法』岩波文庫、2019年
樋田毅『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』岩波書店、2018年
ヴェルナー・フート『原理主義』志村恵訳、新教出版社、2002年
山崎雅弘『日本会議――戦前回帰への情念』集英社新書、2016年
NHK取材班『AI vs 民主主義--高度化する世論操作の深層』NHK出版新書、2020年
笹原和俊『フェイクニュースを科学する』化学同人、2018年
サンスティーン『インターネットは民主主義の敵か』石川幸憲訳、毎日新聞社、2003年
西田亮介『情報武装する政治』角川書店、2018年
弁護士に懲戒請求した”ネトウヨ”たちの意外な素顔とは? | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)
【エンタメよもやま話】8700万人、フェイスブック情報を無断流用…米大統領でも大衆操作?「ケンブリッジ・アナリティカ」とは(1/6ページ) - 産経ニュース (sankei.com)
J-NSC 自民党ネットサポーターズクラブ
反安倍を叩きまくる安倍首相「宣伝工作部隊」の素性|NEWSポストセブン - Part 3 (news-postseven.com)
野党攻撃ツイッター「Dappi」が自民党と取引⁉ 正体はIT企業 ネット工作まん延か:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
伊豫谷登士翁『グローバリゼーションと移民』有信堂、2001年
新藤榮一『現代国際関係学--歴史・思想・理論』有斐閣、2001年
政治・経済教育研究会編『政治・経済用語集 第2版』山川出版社、2019年
全国歴史教育研究協議会『世界史用語集 改訂版』山川出版社、2018年
ジョセフ・ナイ・ジュニア『国際紛争――理論と歴史』田中明彦・村田晃嗣訳、有斐閣、2017年
ブランコ・ミラノヴィッチ『大不平等――エレファントカーブが予測する未来』立木勝訳、みすず書房2017年
猪口邦子『戦争と平和』東京大学出版会、1989年
猪口孝・田中明彦・恒川惠市・薬師寺泰蔵・山内昌之編『国際政治事典』弘文堂、2005年
長有紀枝『入門・人間の安全保障--恐怖と欠乏からの自由を求めて』中公新書、2012年
加藤尚武『戦争倫理学』ちくま新書、2003年
ガルトゥング『構造的暴力と平和』高柳先男ほか訳、中央大学出版部、1991年
篠原三代平『世界経済の長期ダイナミクス――長期波動と大国の興亡』TBSブリタニカ、1991年
政治・経済教育研究会編『政治・経済用語集 第2版』山川出版社、2019年
ジョセフ・ナイ『国際紛争――理論と歴史』田中明彦・村田晃嗣訳、有斐閣、2017年
福澤諭吉『文明論之概略』慶応義塾大学出版会、2002年
J・ヘーガン『戦争犯罪を裁く』上、本間さおり訳、坪内淳監修、NHKブックス、2011年
渡邊啓貴編『ヨーロッパ国際関係史[新版]』有斐閣、2008年
上野千鶴子・樋口恵子編『介護保険が危ない!』岩波書店ブックレット、2020年
イエスタ・エスピン-アンデルセン『ポスト工業経済の社会的基礎--市場・福祉国家・家族の政治経済学』渡辺雅男・渡辺景子訳、桜井書店、2000年
――『平等と効率の福祉革命』大沢真理監訳、岩波書店、2011年
橘木俊詔編『リスク社会を生きる』岩波書店、2004年
クリストファー・ピアソン『曲がり角にきた福祉国家--福祉の新政治経済学』田中浩・神谷直樹訳、未來社、1996年
宮本太郎『福祉政治--日本の生活保障とデモクラシー』有斐閣、2008年
椋野美智子・田中耕太郎『はじめての社会保障[第15版]--福祉を学ぶ人へ』有斐閣、2018年
内田満『シルバー・デモクラシー』有斐閣新書、1986年
加藤久和『世代間格差--人口減少社会を問いなおす』ちくま新書、2011年
駒村康平『日本の年金』岩波新書、2014年
島澤諭『シルバー民主主義の政治経済学--世代間対立克服への戦略』日本経済新聞出版社、2017年
八代尚宏『シルバー民主主義』中公新書、2016年
岩波新書編集部編『18歳からの民主主義』岩波新書、2016年
大畑裕嗣・成元哲・道場親信・樋口直人編『社会運動の社会学』有斐閣選書