シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経済学説史Ⅱ | 2024 | 後期 | 月6 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 益永 淳 | マスナガ アツシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-EH5-102L
履修条件・関連科目等
経済学説史に関心をもつ学生。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
基本的な英語テキストを輪読しながら、主として19世紀から20世紀の経済学説史の流れの基礎を学ぶ。原則として各章ごとの内容を履修者がレジュメの形で報告し、それに関して教員が行う補足説明をもって講義に変える。
科目目的
マルクス経済学、ミクロ経済学、マクロ経済学までの通史の流れを理解できるようになることをこの科目の目的とする。
到達目標
学生が、マルクス経済学、ミクロ経済学、マクロ経済学が形成されてくる背景、基本的な学説の内容、およびその後の経済学への影響を理解できるようになることをこの科目の到達目標とする。
授業計画と内容
最終的には履修者と相談のうえ決定するが、基本的には以下のように授業を進める予定である。
第1回 イントロダクション(授業計画および予習・復習の方法に関する説明)
第2回 マルクスの経済学(剰余価値の発生と拡大再生産)
第3回 マルクスの経済学(価値の生産価格への転化)
第4回 限界革命と主観価値説の確立
第5回 オーストリア学派の形成と展開
第6回 ローザンヌ学派の形成と展開
第7回 ケンブリッジ学派の形成と展開
第8回 ケインズの経済学(『一般理論』以前)
第9回 ケインズの経済学(『一般理論』とそれ以後)
第10回 シュンペーターの経済学(静態から動態へ)
第11回 シュンペーターの経済学(資本主義の行く末)
第12回 スラッファと新古典派経済学批判
第13回 スラッファの経済学
第14回 総括・まとめ:ミクロ経済学とマクロ経済学のその後の展開
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | テキストのうち指定された部分の和訳をどの程度正確にできているかを基準とする。 |
平常点 | 80 | 授業への参加回数、受講態度、テキストの事前の予習をどの程度行っているか、授業中に指定された部分の和訳をどの程度正確にできているかを基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
なお、全授業回数の70%以下の出席の場合には不合格となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
Roncaglia, A. 2017. A Brief History of Economic Thought, Cambridge: Cambridge University Press.
ISBN: 978-1-316-62736-5 Paperback