シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究3(民事訴訟法) | 2024 | 前期 | 火2 | 法学研究科博士課程後期課程 | 二羽 和彦 | ニワ カズヒコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-106L
履修条件・関連科目等
アメリカ合衆国における裁判制度と民事訴訟手続について一定程度の知識を有していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この科目では,以下に指定したテキストを精読することを通じて,アメリカ合衆国における「弁護士倫理」と「弁護過誤」の実情を学びます。
科目目的
外国法に関する知識の獲得,外国語文献の読解能力の涵養,比較法的研究方法の修得を目的としています。
到達目標
博士論文の作成に役立つ程度の,外国法に関する知識,外国語文献の読解能力,比較法的研究方法を修得すること。
授業計画と内容
この科目では,以下に指定したテキストの該当箇所について,ガイダンス時に,履修者のうちから報告者を決定し,この報告者による報告をもとに履修者全員で議論することを予定しています。
報告者は,授業前に,教科書の指定箇所を日本語に翻訳し,報告用のレジュメを作成し,翻訳およびレジュメのコピーを履修者の人数分準備したうえで,当該授業の冒頭でこれらを配付し,報告を行ってください(これが報告者の「課題の報告」です)。
報告者でない履修者も,当然,毎回授業前に教科書の指定箇所を日本語に翻訳したうえで,授業に臨んでください。また,履修者は,授業前に,教科書の指定箇所に引用されている条文や判例等を調べたうえで,授業に臨むことが求められます。また,報告者は,授業における議論を参酌したうえで,事前に準備した翻訳に修正を加え,参加者分のコピーを準備したうえで,次回授業の冒頭で配付してください(これが報告者の「課題の提出」です)。
第1回 ガイダンス
第2回 テキスト Chapter 1 Introduction to Legal Malpractice Law (pp.1~10)
第3回 テキスト Chapter 2 Overview of Theories of Liability (pp.11~26)
第4回 テキスト Chapter 3 Negligence A.Duty to Exercise Reasonable Care (pp.27~53)
第5回 テキスト Chapter 3 Negligence B.Breach of Duty (pp.53~68)
第6回 テキスト Chapter 3 Negligence B.Breach of Duty (pp.68~106)
第7回 テキスト Chapter 3 Negligence C.Causation (pp.106~132)
第8回 テキスト Chapter4 Breach of Fiduciary Duty (pp.133~168)
第9回 テキスト Chapter 5 Duties to Nonclients A.Modern Nonclient Litigation
B.Fraud on Clients and Nonclients (pp.169~202)
第10回 テキスト Chapter 5 Duties to Nonclients C.Negligent Misrepresentation
D.Deceptive Trade Practices Acts
E.Claims Based on Representation
of Fiduciaries
F.Funds and Property of Nonclients
G.Intended Beneficiaries
H.Duties to Co-Counsel
I.Liability Related to Litigation
J.Securities Law Violations
K.Fair Debt Collection Practices (pp.202~256)
第11回 テキスト Chapter 6 Remedies for Legal Malpractice (pp.257~286)
第12回 テキスト Chapter 7 Defenses and Obstacles to Recovery (pp.287~343)
第13回 テキスト Chapter 8 Vicarious Liability (pp.345~400)
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
① 報告者は,授業前に,教科書の指定箇所を日本語に翻訳し,報告用のレジュメを作成したうえで,参加者分のコピー(翻訳+レジュメ)を準備してください。報告者でない履修者も,毎回授業前に,教科書の指定箇所を日本語に翻訳したうえで,授業に臨んでください。
② 履修者は,授業前に,教科書の指定箇所に引用されている条文や判例等を調べたうえで,授業に臨むことが求められます。
③ 報告者は,授業における議論を参酌したうえで,事前に準備した翻訳に修正を加え,参加者分のコピーを準備したうえで,次回授業の冒頭で配付してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 課題の報告+課題の提出 |
平常点 | 30 | 議論への積極的な参加 |
成績評価の方法・基準(備考)
補足:100点満点のうち,①課題の報告(40%),②議論への積極的な参加(30%),③課題の提出(30%)の割合で,成績を算出する。ただし,出席率が70%に満たない者,課題を報告・提出しない者は「E判定」とする。
(参考 成績評価基準)
合格:A評価(100点~90点),B評価(89点~80点),C評価(79点~70点),D評価(69点~60点)/不合格:E評価(60点未満)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ただし、コロナ禍がなお収束していない場合には、オンラインで授業を実施するにで、受講予定者はIT環境を整えておくこと。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:Johnson, Vincent R., Legal Malpractice Law in a Nutshell
(2nd ed. 2016) West Academic Publishing, US
ISBN 978-1-63460-282-2
その他特記事項
特になし
参考URL
特になし