シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報理論 | 2024 | 前期 | 木2 | 国際情報学部 | 吉田 雅裕 | ヨシダ マサヒロ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IG2-IT11
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代社会では、情報技術が社会の隅々にまで浸透し、どのような業種、職種でもITに関する知識と技術が求められている。本講義ではこうした環境に対応できるように、全ての社会人や学生が備えておくべき、基礎的な情報技術について学習する。コンピュータの基礎を理解するための離散数学、データサイエンスに必要な統計学、情報通信分野で必要となる情報理論について学習する。具体的には、標本化定理、ハフマン符号、マルコフ情報源、基数変換、集合、論理演算、確率、グラフ理論、誤り訂正などに関する理論を学習する。また、IoTやAIなどの最先端の情報技術についても理解を深める。演習を中心とした授業内容により、情報技術を用いてさまざまな社会問題を解決するための実践的な情報処理能力を身に着ける。
科目目的
情報社会が抱える諸課題を多角的に分析、解明した上で、その問題の解決策を論理的に構築するために有用な情報学の基礎の習得を目指す。本講義では、文理を問わない全ての大学生が備えておくべき水準の情報学の基礎を習得することを目的とする。さらに、情報の圧縮と展開の方法を理解し、サンプルデータを用いて実際に情報圧縮を行うことで、実践的な情報学を習得することを目標とする。
到達目標
コンピュータを理解するために必要となる離散数学、応用数学、情報理論などの数学知識を習得する。さらに、情報の圧縮と展開の方法を理解し、ファイルや通信パケットの圧縮がどのような原理で行われているかを理解する。
授業計画と内容
第1回 : イントロダクション
第2回: 情報理論 I.(情報エントロピー)
第3回: 情報理論 II.(情報源符号化)
第4回: 情報源符号化の演習
第5回: 情報理論 III.(通信路符号化)
第6回: 通信路符号化の演習
第7回 : 離散数学 I.(数値表現)
第8回 : 離散数学 II.(論理演算)
第9回 : 離散数学 III.(グラフ理論)
第10回 : 応用数学 I.(確率)
第11回 : 応用数学 II.(統計)
第12回 : 応用数学 III.(数値計算)
第13回 : 応用数学 IV.(人工知能)
第14回: 離散数学・応用数学演習
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 離散数学、応用数学に関する筆記試験 |
レポート | 50 | 中間レポート(情報源符号化):25% 中間レポート(通信路符号化):25% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
学生のノートパソコンを利用した人工知能プログラミングなどを実施する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
関係する具体的な職歴:2013年4月~2019年3月
日本電信電話株式会社にてネットワーク仮想化と自動運転車に関する研究開発を実施
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験から得られた知見は、情報理論を用いたデータ圧縮や誤り訂正に関する内容に深く関係する。
テキスト・参考文献等
授業でテキストを使用せずに、レジュメ等の配布資料で代替する
その他特記事項
講義中に演習を行うため、WEBに接続可能な端末を持参すること。