シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
システムとソフトウェア | 2024 | 前期 | 月2 | 国際情報学部 | 松崎 和賢 | マツザキ カズタカ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IG3-IT23
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
適切なシステムを構築するためには、システムにおけるソフトウェアの位置付けを正しく理解しておかなければならない。本講義では、システムのあり方についての概念を理解したうえで、ソフトウェアとシステムの関わりについて理解する。さらに、ソフトウェアの構成方法、コンパイル型・インタープリタ型といったソフトウェアの違い、ソフトウェア・ライブラリの取扱い、ソフトウェアの実行方法、ソフトウェアの管理などについて学ぶ。授業は講義形式で実施し、ソフトウェアに関する基礎的な知識を習得することを目標とする。
科目目的
社会におけるシステムとソフトウェアの存在を意識できるようにすること。
また、システムにおけるソフトウェアの役割を理解すること。
先人達の設計思想を理解し、自らがシステムを設計・利活用する際にソフトウェアを適切に選択できるようにすること。
到達目標
社会におけるシステムの使われ方をいくつかの事例を通じて認識できるようになる。
システムの階層構造を理解し、各階層における構成要素や動作の仕組みを把握する。
パブリッククラウド等で使用できるソフトウェアやサービスについて理解し、説明できる。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション(Society 5.0におけるシステムとソフトウェア)
第2回 ブラックボックスの階層(1) : IoTとイベント
第3回 ブラックボックスの階層(2) : インターネットとフレームワーク
第4回 ブラックボックスの階層(3) : コンピュータとプロセス・スレッド
第5回 ブラックボックスの階層(4) : マイクロコンピュータとI/O
第6回 Maker文化
第7回 モデリング
第8回 仮想化(1)(ハイパーバイザ・コンテナ技術)
第9回 仮想化(2)(ネットワーク仮想化、インフラ仮想化)
第10回 仮想化(3) (クラウドコンピューティング実践)
第11回 ソフトウェアの品質
第12回 コンテナ実践・REST API実践
第13回 Function-as-a-Service (FaaS)実践
第14回 社会システムの仮想化・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 25 | 調査対象とするシステムとソフトウェアを正しく把握し、当該システムを知らない人に対して適切な説明となっているかどうか。 |
平常点 | 75 | クラウド環境を用いた課題の提出状況 出席状況 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
クラウド環境でコンテナを使用する。
モデリングの課題にはUMLをブラウザで用いる。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
先端ICTを用いたコンサルティングに従事していた。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
うわべの技術用語に惑わされず、低レイヤーの知識を充実させ、技術職との会話力を向上させる。
テキスト・参考文献等
「参考文献」
『揚げて炙ってわかるコンピュータのしくみ』秋田純一、技術評論社、2020年
『実践ソフトウェアエンジニアリング(第9版)』, Roger S. Pressman, オーム社, 2021年 (原書:McGraw-Hill, 2020)