シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
刑事法(サイバー犯罪の刑事規制) | 2024 | 後期 | 火3 | 国際情報学部 | 中村 真利子 | ナカムラ マリコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-CR2-IL19
履修条件・関連科目等
刑事法(概論)
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
配布資料に英語を併記することがあります。
授業の概要
インターネットの普及に伴い、これを悪用するサイバー犯罪も急増するなか、平成23年の「情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律」や、平成26年の「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律」、「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」など、サイバー犯罪に対する刑事規制も本格的に進められている。刑事法(サイバー犯罪の刑事規制)では、法の網をかいくぐるべく巧妙化するサイバー犯罪を、処罰の対象となる「犯罪」として的確にとらえ、電磁的記録等の証拠を適正に収集・利用するための方策について、近年の法改正や具体的な事案を取り上げながら学ぶ。
科目目的
この科目は、学生がサイバー犯罪について認識を深めるとともに、サイバー犯罪に対する刑事規制についての基本的な知識を習得することを目的とする。
到達目標
グローバル化社会において生じ得る様々な刑事法上の問題について、学説や裁判例、諸外国の対応もふまえた上で、自ら考える力を身に付ける。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:サイバー犯罪とは
第2回 不正アクセス
第3回 刑法上のサイバー犯罪① 財産犯
第4回 刑法上のサイバー犯罪② その他
第5回 ネットワーク上の児童被害
第6回 知的財産権侵害
第7回 サイバー犯罪捜査① 捜索・押収
第8回 サイバー犯罪捜査② 検証ほか
第9回 デジタルフォレンジックと証拠法
第10回 国際捜査共助
第11回 日本の情報セキュリティ対策
第12回 サイバー犯罪対策の国際的枠組み
第13回 諸外国のサイバー犯罪対策
第14回 総括・まとめ:日本のサイバー犯罪対策の今後の課題
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修でも、その都度、条文を引くようにしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 60 | 答案の完成度によって判断します。 |
平常点 | 40 | リアクションペーパーなどを総合して判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
manabaのアンケート機能を用いて回答を求めることがあります。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
中野目善則・四方光編著『サイバー犯罪対策』(成文堂、2021年)
【参考文献】
中央大学国際情報学部編『国際情報学入門』(ミネルヴァ書房、2020年)
井田良『基礎から学ぶ刑事法〔第6版補訂版〕』(有斐閣、2022年)
その他特記事項
授業には、真摯に臨んで下さい。