シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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電子商取引法 | 2024 | 後期 | 金2 | 国際情報学部 | 石井 美緒 | イシイ ミオ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-CI3-IL32
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代社会において必要不可欠と言っても過言ではない電子商取引は、多くの人にとって極めて身近な取引行為といえます。そのような電子商取引の仕組みや制度を法的観点から研究しつつ、取引のメリット・リスクや規制を学べるよう授業を進めます。
科目目的
電子商取引をめぐる企業活動や市民生活でのリスクを可及的に防止したり、同取引による損害を回復したりするための方策を会得することを目的としています。
到達目標
電子商取引の仕組みや現状等の知識習得等を通して、電子商取引に関する様々な事例等に接した際に、それがどのような問題を孕んでいるのか、現在の法制度はどうなっているのか、それについてどのように解釈するのか、どのような制度を構築する/構築しないのが妥当かを考える姿勢が身につくことを目標としています。
授業計画と内容
第1回 : オリエンテーション:電子商取引を学ぶ意義、講義内容等の説明/電子商取引とは何か(電子商取引の現状・電子商取引のトラブルの概要)
第2回 : 電子商取引の成立に至るまで(誇大広告・ステルスマーケティングその他)
第3回 : 電子商取引の成立に至るまでと契約成立後(打消し表示・定期購入・虚偽レビューその他)
第4回 : 契約の成立・有効性1(顧客の意に反して申込みをさせようとする行為の禁止・注文ミス・価格誤表示等)
第5回 : 契約の成立・有効性2(なりすまし・未成年者による意思表示・契約の成立時期)
第6回 : チケットや商品等の高額転売等
第7回 : 利用規約と契約条件
第8回 : 契約の履行:引渡しと支払決済
第9回 : 解約・解除・損害賠償請求
第10回: フリマ等の個人間取引(場の運営者の責任を含む)
第11回: 電子商取引と知的財産権(同上)
第12回: 電子商取引と個人情報・セキュリティ
第13回: 電子商取引法の近時の動向
第14回: 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・復習として指摘した教材等を読み直す
新聞・書籍・インターネット・TV番組等のメディアを通したり、日常生活の経験を通したりして、電子商取引等に関する話題に関心を向けて、情報を入手したり、どのような問題があるか等を考えたりする時間・姿勢を作って下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 講義回の後半に講義全般に関する内容のレポート課題を課す予定です。 |
平常点 | 20 | 講義全体の3分の1程度でリアクションペーパー(コメントシート)の提出を課す予定です。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
履修人数及び講義の展開・履修生の理解度等を勘案した上で、可能であれば、ディスカッション等の実施を検討します。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用しません。講義では教員作成の教材を使用します。