シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法交渉学 | 2024 | 後期 | 火1 | 国際情報学部 | 隅田 浩司 | スミダ コウジ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-OL3-IL34
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は、米国ハーバード・ロー・スクールにおいて1980年代より教育、研究が進み、現在、広く法科大学院やビジネススクールにて教育が行われている交渉学の基礎理論を紹介し、受講生が、グローバル・スタンダートである交渉の方法論について解説する。本講義では、受講生同士のディスカッション、そして模擬交渉を実施し、アクティブ・ラーニング形式の授業となる。
科目目的
本講義では、交渉学が提唱する各種の方法論(事前準備の進め方、心理バイアスによる誤った意思決定の回避方法、交渉プロセスのマネジメント、コンフリクト・マネジメントなど)について受講生が、その基礎的内容を理解し、実践的に応用できるように指導することを目的とする。
到達目標
本講義受講によって、次のような内容について理解を深め、実践での応用の手がかりを掴むことができる。1)交渉学に関する現在の最新の理論的水準についての理解を得ることができる、2)交渉における合理的思考のための方法論と心理バイアスについてリ理解することができる、3)効果的な事前準備の方法論を理解することができる、4)交渉プロセスの適切なマネジメントについて理解することができる、5)困難な局面での交渉におけるコンフリクト・マネジメントの基礎概念を理解することができる。
授業計画と内容
第1回 : 交渉学への招待
第2回 : 交渉と心理
第3回 : 交渉におけるアンカリング、フレーミング効果
第4回 : 交渉前の準備の方法論:SMARTアプローチ
第5回 : 交渉学の基礎概念(BATNAなど)
第6回 : 交渉プロセスのマネジメント
第7回 : 交渉における関係構築と信頼関係
第8回 : 三方よしと賢明な合意
第9回 : 交渉のマネジメント
第10回:法的交渉の基礎理論
第11回: 代理人交渉のポイント
第12回: 倫理が交渉に与える影響
第13回:契約交渉の留意点
第14回:紛争解決と交渉(コンフリクト・マネジメント)およびまとめ・総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 毎回の講義において行う授業内レポートの評価 |
平常点 | 70 | 授業中に実施する模擬交渉における参加姿勢、ディスカッション、質疑の内容による評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
本講義は、アクティブ・ラーニング形式を採用するので、模擬交渉及びディスカッションなど授業中の演習への参加による平常点評価が基本となる。ディスカッションの参加姿勢や模擬交渉評価は、受講生同士の相互評価も採点の参考資料となる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
・模擬交渉演習(ロール・シミュレーション)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書は使用しない、必要に応じてハンドアウトを配布する。なお参考文献は、各講義に際して、適宜言及する。
その他特記事項
講義中に実施する日本語によるディスカッション、演習(模擬交渉)への参加が必須となる。演習、ディスカッションに参加しない場合は、評価対象外となるので注意すること。そのため出席が重要となる。欠席回数が一定回数を超えた場合、履修停止とする場合がある。