シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ITILとサービスマネジメント | 2024 | 後期 | 水5 | 国際情報学部 | 佐藤 亘 | サトウ ワタル | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-BD3-SE12
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
GAFAをはじめとするITサービス企業内でITサービスをマネジメントする考え方にITサービスマネジメント(ITSM)があります。ITサービスマネジメントの知識体系であるITIL4を中心に、ITサービスを提供するために必要なマネジメントの考え方を具体例を交えて学修します。具体例は国際的なサービス企業の事例が中心となりますが、24年度は皆さんになじみのある本学のITサービスも事例として取り入れていこうと考えています。
科目目的
この科目は情報技術科目として位置づけられることから、ITサービスにおけるサービスマネジメントの概念を理解することを目的とします。併せて、ITサービス提供企業のマネジメント手法を理解することも目的とします。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・ITサービスマネジメントの概念が他者に説明できるようになること
・ITサービスを効果的に活用している企業とそうでない企業の違いをITILのプラクティスを使って説明できるようになること
授業計画と内容
第1回:イントロダクション:ITSM概観
第2回:ITILの主要概念/アジャイル宣言
第3回:サービスマネジメントの4つの側面
第4回:サービスバリューシステム(1):概観
第5回:サービスバリューシステム(2):サービスバリューチェーン
第6回:サービスバリューシステム(3):継続的改善
第7回:ITILマネジメントプラクティス概観
第8回 :ITIL管理プラクティスの適用(1):インシデント管理、サービスデスク
第9回 :ITIL管理プラクティスの適用(2):リリース管理、サプライヤ管理
第10回:ITIL管理プラクティスの適用(3):ポートフォリオ管理、関係管理
第11回:ITIL管理プラクティスの適用(4):問題管理、サービスレベル管理
第12回:演習:サービスバリューチェーン、プラクティス(1):ITサービス管理
第13回:演習:サービスバリューチェーン、プラクティス(2):GDL・SDL
第14回:まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
リアクションペーパーの提出
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | (1) 中間レポート(割合 30%) ITサービスマネジメントの基本知識を理解した上で、概念について全体感を説明できるかどうかを評価します。 (2) 期末レポート(割合 40%) ITサービスマネジメントの基礎知識を理解した上で、プラクティスについて具体性をもって説明できるかどうかを評価します。 |
平常点 | 30 | リアクションペーパーの提出状況、受講態度(意見の表明など)を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
BYOD機器で講義実施し、ケーススタディを解説します。リアクションペーパーの提出にはresponを利用します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
IT(システムインテグレータ)企業のITインフラ・サービス系事業にて開発業務に従事し、その後、コーポレート部門にて全社の開発・サービス標準策定、技術者育成業務を担当。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
講師のIT(システムインテグレータ)企業での実務経験を生かし、ITサービスの知見を講義に反映しています。
テキスト・参考文献等
講義資料はmanabaで事前配布します。テキストは第1回の授業で紹介します。