シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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English for Current Topics | 2024 | 前期 | 月5 | 国際情報学部 | 原崎 秀信 | ハラサキ ヒデノブ゙ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-EN2-SE18
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
英語で書かれた報告書や、紹介・解説記事の最新版を読み、その概要を瞬時に理解できるような読み方を体得するとともに、読解力とその解釈力を習得することを目標とする。最新情報の背景にある世界的な課題、課題解決に向けた取り組みや将来予測、日本の現状および将来との比較により、グローバルに活躍できる人材の基本能力である、英語力、世界観、コミュニケーション能力を身につける。履修者間および履修者と担当教員間でのインタラクティブな相互学習を、授業スタイルとする。
科目目的
グローバルで起きている事象を把握できるように、日本語で紹介されていない最新のトピックを原文で読み解くスキルを身につける。題材としてWorld Economic Forum(世界経済)、Global Risk(世界観)、Accenture Technology Vision(技術トレンド予測)、EU General Data Protection Regulation(地域優位を目指す規制)など様々な分野から担当教員が最新トピックを選び、履修者が事前に読解した結果を発表し、他履修者がその発表にコメントし、担当教員が解説を加える形式で講義を進める。最新のトピックを英文で解釈できるスキルを修得することを目的とする。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・google検索、google translatorやChapGPT等のツールを活用し、有用な情報を見つけるようにできること。
・英語で書かれた報告書や、紹介・解説記事の最新版を、ブラウジング(速読、拾い読み)により、その概要を瞬時に理解できるようになること。
・その内容を、他者に分かりやすく伝えることができるようになること。
授業計画と内容
第1回 : NEC欧州研究所の日本駐在である担当教員紹介。なぜ、世界では主に英語が使われているのか?
第2回 : 世界の人口統計:人口爆発、少子化・老齢化社会の到来
第3回 : 世界的な課題。SDGsとは何か?国連および日本の取り組み
第4回 : 競争力のある国はどこ?競争力とは?
第5回 : デジタル経済・デジタル社会の進展
第6回 : McKinseyやGartnerの技術トレンド予測、ChapGPTに代表される生成AI技術の今後の進展
第7回 : COVID-19後の仕事の将来
第8回 : ビジネスの世界的連携と、米中・日韓等の貿易交渉
第9回 : 戦争、国家間の紛争・緊張
第10回: 海外からの観光客で潤う国はどこか?
第11回: 地産地消というパラダイム
第12回: オリンピック・パラリンピック大会へのサイバー攻撃対策
第13回: 米国の銃規制
第14回: まとめ・総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前提示された最新情報の読解。(30分から1時間程度)
発表のための準備・調査。(30分から1時間程度)
レポート課題に対する、調査・分析、レポート作成
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 最終レポートを提出して頂きます。 |
平常点 | 50 | 授業への参加だけでなく、授業内での発表、発言、討論を重点的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
なお、病欠や公欠等の特段の理由がない欠席が50%以上ある場合には、E判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【この授業科目に関係する具体的な職歴】
1984年4月から現在まで、日本電気(株)。
マルチメディア関連研究マネージャ時代、1997年から2001年まで、国連傘下の国際電気通信連合電気通信標準化部門ITU-T SG16(マルチメディア通信)で、2つの国際標準勧告のエディタ。
1999年11月25日 社団法人電信電話技術委員会(TTC:現情報通信技術委員会)表彰
2008年から2012年9月まで、標準化推進本部(部)の本部長(部長)として、日本電気(株)およびその関連会社の国際標準化活動を把握、戦略策定
2009年から毎年開催されている、国連傘下の国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)のCTO会議に、2009年、2014年、2019年以降を除き会社代表として毎年参加。また、不定期で追加開催されているCxO会議、CJK(中国、日本、韓国) CTO会議に、会社代表として参加。ITU-Tにおける新規検討課題について、各社CTOと議論。
Software Defined Network、5G(第5世代無線ネットワーク)、Artificial Intelligence(AI)の通信利用、AIのセキュリティ対策などを寄書、パネリスト講演。
2019年から現在まで NEC欧州研究所(ドイツ・ハイデルベルグ)の日本駐在員として、欧州研究所のマネージメント支援。
上記の社内外実務経験により、国際的な視点で世の中の動向を把握し、将来を見越して、今後検討しなければならないテーマを提案してきたことが、今回の授業内容として選んだトピックスと、関連している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
授業で取り上げる各国比較において、その背景となっている各国の事情等を、解説する。
過去から現状の分析から、将来を見越し、今および今後検討しなければならない課題を、解説する。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
担当教員が前回授業中およびmanabaを使い、次回授業で使うテキストとしての最新の報告書、紹介記事や解説URLを適宜指示する。以下は、その一例。
第1回 Languages List of languages by number of native speakers
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_languages_by_number_of_native_speakers
第2回 2022 World Population Prospects Summary of Results
https://www.un.org/development/desa/pd/sites/www.un.org.development.desa.pd/files/wpp2022_summary_of_results.pdf
第3回 United Nations Global Issues Overview
https://www.un.org/en/global-issues
https://sdgs.un.org/goals
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html
第4回 World Economic Forum Global Competitiveness Report
https://www3.weforum.org/docs/WEF_TheGlobalCompetitivenessReport2019.pdf
https://www3.weforum.org/docs/WEF_TheGlobalCompetitivenessReport2020.pdf
第5回 Digitalization activities in Estonia, Denmark, Finland and China
https://sciencemediahub.eu/2019/10/16/e-governance-the-estonian-case/
https://denmark.dk/innovation-and-design/denmarks-digital-success
https://toolbox.finland.fi/business-innovation/finland-as-a-global-leader-of-digitalisation/
https://www.mckinsey.com/featured-insights/china/the-future-of-digital-innovation-in-china-megatrends-shaping-one-of-the-worlds-fastest-evolving-digital-ecosystems
第6回 McKinsey's and Gartner's Technology Trend 2023
https://hbr.org/2023/01/where-is-tech-going-in-2023?ab=hero-main-texts
https://www.gartner.com/en/articles/gartner-top-10-strategic-technology-trends-for-2023
第7回 McKinsey report : The future of work after COVID-19
https://www.mckinsey.com/featured-insights/future-of-work/the-future-of-work-after-covid-19
第8回 Global Supply Chain, Trade Barriers
https://www.intelligenteconomist.com/trade-barriers/
https://www.theverge.com/2020/1/5/21050508/us-export-ban-ai-software-china-geospatial-analysis
https://www.reuters.com/article/usa-artificial-intelligence/us-government-limits-exports-of-artificial-intelligence-software-idUSL1N2980M0
第9回 Global Conflict Tracker
https://www.cfr.org/global-conflict-tracker/?category=us
第10回 World Economic Forum The Travel & Tourism Competitiveness Report 2021
https://www.weforum.org/reports/travel-and-tourism-development-index-2021/
第11回 Local Product and Local Consumption
https://www.youtube.com/watch?v=c7AIkPbD0M4
https://www.fsrmagazine.com/research/legacy-alice-waters-and-farm-table-dining-50-years-later
第12回 Cyber Attach Protection for Tokyo Olympic and Paralympic Games 2020
https://www.notebookcheck.net/450-million-cyberattacks-were-attempted-on-the-Tokyo-2020-Olympic-Games-infrastructure.574937.0.html
https://www.gov.uk/government/news/world-leading-cyber-centre-to-be-developed-in-londons-olympic-park
第13回 US Gun Control
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-35261394
【参考文献】
上記テキストからハイパーリンクされている報告書、記事、解説等。