シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際情報演習Ⅰ | 2024 | 後期 | 月5 | 国際情報学部 | 松崎 和賢 | マツザキ カズタカ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IF2-SM02
履修条件・関連科目等
「情報セキュリティ論」を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
研究・制作を進める上で必要となる基礎を先行研究の調査等を通じて養います。また、素養として求められるセキュリティの感覚も養います。
先行研究の調査では、「課題」が何なのかを見定める目利きとなるように各人が論文選びから行います。特に、世の中で今どのようなことが課題として認められているかを把握するために、教育やサイバーフィジカルシステムに関する新しい論文を調査します。
セキュリティ感覚の素養に関しては、現代社会を取り巻くサイバーセキュリティに関する脅威と対策について、事例を通じて学びます。国内外の事例報告や起訴状等を紐解くことで、地政学、時期、分野等によるサイバー攻撃の違いや変化を理解します。こうした変化に対して、法制度の整備やシステムのあり方の把握を目指します。
また、海外での教育支援やサイバーフィジカルシステムを意図したデータ分析を見据えて、ハードウェアやソフトウェアの使い方に習熟していくことを目指します。
科目目的
最近の論文を題材にして、解決すべき課題が何かを見定める力を養うことを目的とする。
社会で活動していく上で必要なサイバーセキュリティの技術や法制度について、事例調査を通じて認識することを目的とする。
システムを構築する際に必要な事項について認識することを目的とする。
到達目標
大上段の抽象的な課題ではなく、現在進行形の研究の粒度で「課題」を読み解くことができる。
研究を進める際に、どのようなデータ分析が必要となるか想像することができる。
データ分析に必要なプログラミング環境、データ分析環境を操作できる状態にできる。
サイバー犯罪に関する起訴状に記載された内容を理解し他人に説明できる。
授業計画と内容
第1回 : オリエンテーション
第2回 : 事例調査:Bluetooth mesh / BLE
第3回 : グループ作業:Bluetooth mesh / BLE
第4回 : 調査発表:Bluetooth mesh / BLE
第5回 : グループ作業:起訴状調査
第6回 : 調査報告(1)
第7回 : 調査報告(2)
第8回 : データ分析環境の確認
第9回 : データ分析の基礎
第10回: 先行研究調査
第11回: 先行研究の調査報告
第12回: 先行研究の追加調査
第13回: 起訴状調査:法律観点の確認
第14回: まとめと事例紹介
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
発表およびレポート作成のための準備・調査等
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 発表・レポート課題:30% 授業への参加(発表、発言):70% |
成績評価の方法・基準(備考)
なお、無断欠席がある場合には、単位を付与しない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ワークステーションや各人の端末で、データ分析に必要な環境の準備をする。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
国と民間のICT利活用及びサイバーセキュリティ対策支援に従事した経験を有する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
「課題」特定のための調査対象とする論文のテーマについて、実務経験を有する分野を中心とする。
テキスト・参考文献等
【参考文献】
担当教員が授業内で適宜指示する。