シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際情報演習Ⅰ | 2024 | 後期 | 木5 | 国際情報学部 | 松野 良一 | マツノ リョウイチ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IF2-SM02
履修条件・関連科目等
ジャーナリズム論、ドキュメンタリー論を、必ず履修すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テーマ「ドキュメンタリー制作」入門編+企画書の作成
小グループで動画コンテンツを制作する実習を通して、デジタル技術が進展しても、不変なもの、つまり、制作技法だけでなく、プロデューサーとしての視点、ジャーナリズムマインド、集団を統括するマネジメント方法、ディレクションなどを習得する。
演習はⅠからⅤまで続くが、最終的には、一般劇場公開されるレベルの中編、長編のドキュメンタリー映画作品の制作を目指す。
動画編集を学びながら、同時に、企画書の作成を行う。演習Ⅰの間に、企画書1本を通すこと。
科目目的
1,映像表現の基礎理論、撮影方法、編集方法などを学ぶ。
2,企画ー構成ー撮影ー最終構成ー編集ー完パケー上映・配信という制作プロセスを理解する。
3,動画コンテンツを制作・配信する際に必要となる法律上の視点、トラブル回避の視点、を獲得する。
4,心理学的分析の基礎を学ぶ。
到達目標
1,短い動画作品を、個人で企画制作できるようになる
2,映像制作に必要な企画、撮影、編集、完パケができるようになる
3,映像制作には、①技術、②創造性、③法律、④社会的視点が必要であることを理解できる
4,基本的な心理学的分析方法を理解できる
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(ドキュメタリーの基本)
第2回 ドキュメタリー①企画書作成
第3回 ドキュメタリー①撮影
第4回 ドキュメタリー①編集
第5回 ドキュメタリー①仕上げ
第6回 ドキュメタリー①上映会と合評会
第7回 1本目の作品に関するディスカッション
第8回 ドキュメタリー②企画書作成
第9回 ドキュメタリー②撮影
第10回 ドキュメタリー②編集
第11回 ドキュメタリー②仕上げ
第12回 ドキュメタリー②上映会と合評会
第13回 2本目の作品に関するディスカッション
第14回 心理学的分析の基本的な方法論
*学外活動が可能になった場合は、国内外でロケ実習やロケ合宿を行います。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
撮影、編集作業などは、授業時間だけでは終わらないと思われます。
このため、グループで連絡を取り合い、授業時間外に作業を行ってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 授業への参加態度や成果物を評価します。 |
その他 | 50 | 最終的に完成した成果物を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
集団で作業をしますので、無断欠席はしないこと。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
基本的には授業時間内にフィードバックしますが、それ以外にmanabaにフィードバックを書きこみます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
1,参考になる動画などを指示しますので、授業の前に視聴しておいてください。
2,各グループが制作した作品は、ディスカッションの前に、事前に視聴しておいてください。方法については、授業中に指示します。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
5階にある、ワークステーションで編集作業を行います。
10階にあるスタジオで撮影実習を行います。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当者は、朝日新聞社社会部記者を経て、TBS報道局ディレクターおよびマルチメディアセンターのチーフプロデューサーを務めた経験を持っている。また、中央大学FLPジャーナリズムプログラム担当者会議委員長を長年務め、指導した学生が制作した作品は、国内外のコンテストで毎年のように入賞している。さらに、これまでに約100名の記者、TV局ディレクター・監督を育てたほか(NHKには40人以上のOBOG)、広告、音楽、PR、宣伝、Webマーケティング系企業にも多くの学生が就職している。また、通信系、運輸系企業などで、地域活性化のためのコンテンツプロデュースに携わっているOBOGも多数いる。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
第1回から第14回まで、これまでのプロのディレクター、プロデューサーとしての実務経験を活かすだけでなく、中央大学でのドキュメンタリー制作指導と多数のコンテスト入賞の実績を活かした授業を展開したい。
テキスト・参考文献等
テキスト(2冊は映像制作を学ぶ上で必須。必ず熟読すること)
松野良一『総合的な学習の時間のための映像制作マニュアル―メディア・リテラシーとメディア・アクセスの視点』田研出版
松野良一『映像制作で人間力を育てる―メディアリテラシーをこえて』田研出版
その他特記事項
参考URL
これは、2021年度の演習Ⅰ作成された動画の一例です。
一番最初に制作された作品です。
https://youtu.be/vEmYvW0Og_E
https://youtu.be/ZOw9PK6avPk
https://www.youtube.com/@user-el8hq7xq8d
最終的に卒業制作として目指す作品は、以下のサイトで視聴できます。
このレベルの作品を制作することになります。
https://www.youtube.com/user/TamatanArchives