シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際情報演習Ⅱ | 2024 | 前期 | 木4 | 国際情報学部 | 小向 太郎 | コムカイ タロウ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IF3-SM03
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
コンピュータ・ネットワークの発展に起因して、例えば、インターネット上の詐欺、不正送金や架空請求、誹謗中傷やプライバシー侵害、迷惑メール、著作権侵害、個人情報の流出、コンピュータウィルスの頒布、個別の企業や個人を狙ったサイバー攻撃、などの新たな問題が起こっている。新たな技術や社会状況にマッチしたルールの整備が求められている分野も多い。これらの問題について考えるためには、コンピュータ・ネットワークの基本的な仕組みを理解したうえで、技術の利用や法制度のあり方を検討する必要がある。ネットワークがボーダーレスな性格を持つため、国際的な視点を持つことも不可欠である。
本演習ではまず、研究への取り組み方について簡単な説明を行う。それを受けて各受講者の担当テーマ(文献・事例・テーマ)をきめ、それぞれが分担して報告を行い、その報告を踏まえて全員で議論する。各回で議論されるテーマについては、全員が、教科書や参考文献の該当部分を読み予習してくることを期待される。
科目目的
情報通信技術の発展によって生じる新たな法制度上の課題について、自分なりの視点から論ずるための基礎的な知識を身につけ、学術的なプレゼンテーションを行うとともに、卒業研究に向けた研究計画を完成することを目的とする。
到達目標
演習を通じて、情報通信技術の発展によって生じる新たな法制度上の課題について、自分なりの視点から論ずるための基礎的な知識を身につけ、学術的なプレゼンテーションを行うとともに、卒業研究に向けた研究計画を完成することを目標とする。
授業計画と内容
第1回 : オリエンテーション
第2回 : 研究テーマに関する議論
第3回 : アウトプットの方法(レポート・プレゼンの技法)
第4回 : 文献・事例研究①(報告とディスカッション)
第5回 : 文献・事例研究②(報告とディスカッション)
第6回 : 文献・事例研究③(報告とディスカッション)
第7回 : 文献・事例研究④(報告とディスカッション)
第8回 : 文献・事例研究⑤(報告とディスカッション)
第9回 : 研究テーマに関する議論
第10回: 研究テーマ報告①(報告とディスカッション)
第11回: 研究テーマ報告②(報告とディスカッション)
第12回: 研究テーマ報告③(報告とディスカッション)
第13回: 研究テーマ報告④(報告とディスカッション)
第14回: 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分の報告については、的確な報告を行うための十分な準備を行う。その他の各回テーマについても、ディスカッションに積極的に参加するために、テーマに関する考文献等の資料を読み論点を整理しておく。その他、ゼミナールにおける研究活動に必要な資料等を作成する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 自分の研究テーマについて、十分な準備をして的確な報告を行ったか。ディスカッションにおいて、テーマについて事前学習として考文献等の資料を読み十分に理解した上で、積極的に議論に参加できたか。適切な研究成果や記録を提出することができたか。その他、ゼミナールにおける研究活動への貢献ができたか。なお、病欠や公欠等の特段の理由がない欠席、及び無断欠席がある場合には、単位を付与しない。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
BYOD機器を用い、manabaやresponなどが提供するインタラクティブ機能を必要に応じて使用する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員には、情報通信分野のシンクタンクで法制度研究や政策提言に携わった実務経験(1991年1月~2016年3月、株式会社情報通信総合研究所勤務)がある。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を踏まえて、デジタル化・ネットワーク化・グローバル化の観点から、情報法の現実的な課題を具体的に提示し、体系的な理解を問題意識を醸成する。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
小向太郎『情報法入門(第6版)』NTT出版(2022年)
【参考文献】
授業内で適宜指示する。