シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際情報演習Ⅱ | 2024 | 前期 | 火3 | 国際情報学部 | 須藤 修 | スドウ オサム | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IF3-SM03
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
Stanford University Human-Centered AI Institute ed., AI Index Report 2024の重要な章を輪読・討論し、生成AI、AI制度問題など、そしてそれらの社会的影響について理解したうえで、人工知能の研究開発、その利活用についてより一層知見を深める。そして行動経済学の基礎、そして・ダニエル・カーネマン著、村井章子訳『ファスト&スロー』(上下巻)早川書房を通じて人間の意思決定と行動様式について考察を深める。ゼミ共同研究プロジェクトを複数チーム準備し、研究成果を学会発表する。
またできれば知見を深めるための合宿も行いたい。人工知能の最前線とデータ分析、ワークショップを行う。とくに行動経済学、ナッジ(心理学的知見の応用)、因子分析を用いた予測について習得し、データ分析を行う。なお、須藤がリーダーをAIやDXに関する国際会議や政府会議も傍聴する。
科目目的
生成AI、マルチモーダルAI、AI規制、DXの最前線を学び、その上でDX・AIと政策の関係について学ぶ。そのうえで行動科学・行動経済学を学び、社会への貢献と人間の在り方に焦点を当てて自らの構想力を開発する。
到達目標
生成AIの基礎を習得し、行動科学や行動経済学の基礎的分析、企画・構想力を習得する。
授業計画と内容
第1回 :オリエンテーション
第2回 :AIのインパクトを概観する。
第3回 :生成AI研究開発の最前線
第4回 :生成AIをめぐる制度問題
第4回 :行動科学の基礎
第5回 :行動科学の実験研究アプローチ研究
第6回 :行動経済学のナッジ手法研究
第7回:ナッジの関するワークショップ
第8回 :企業の生成AI戦略に関する事例研究(企業交流)
第9回 :生成AI開発企業の戦略に関するワークショップ
第10回 :政府の生成AI政策(政府訪問)
第11回 :政府の生成AI政策に関するワークショップ
第12回 :ゼミ共同研究テーマ検討・計画策定
第13回 :プレゼンテーション資料整理
第14回 :学会発表原稿作成
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
学会研究発表のための研究課題提案、研究計画案と研究発表原稿作成を行う。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | レポート、そのチームでの準備作業を評価します。 |
平常点 | 40 | 極力出席し、チームでの継続的作業を評価します。やむを得ず欠席する場合は事前に連絡をお願いします。 |
その他 | 30 | 討論、コミュニケーション、リーダーシップなどを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Zoom、Webexを用いて学外の有識者と討論を行います。
また各自のPCを使って、公開されている政府デジタル・データベースの活用を行います。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
政府や自治体の情報化政策、AI政策を構想し、その実施のコンサルテーションを政府、自治体、OECDやUNESCOなどの国際機関、企業で行っています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業や行政機関におけるAI導入、AI政策などの現場を訪問し、理解を深めることができる。
テキスト・参考文献等
・Stanford University Human-Centered AI Institute ed., AI Index Report 2024
・ダニエル・カーネマン著、村井章子訳『ファスト&スロー』(上下巻)早川書房
・カイフ―・リー、チェン・チウファン著、中原尚哉訳『AI 2041』文芸春秋
・W・ブライアン・アーサー、日暮雅通訳『テクノロジーとイノベーション』みすず書房
・その他、演習時に適宜指示する。
その他特記事項
人生で一番勉強のできる時期であり、人間性を豊かにできる土台を作ることができる時期です。素晴らしい人生を送るためにゼミでしっかりと活動しましょう!
参考URL
須藤修の生成AIとそのインパクトに関するインタビューが新潮社のWebフォーサイトで2023年から公表されています。それを見ておくと授業が分かりやすくなります。
以下のURLからアクセスできます。
・「インタビュー・AIのルール作りは誰がイニシアチブを取るのか」
新潮社 フォーサイト https://www.fsight.jp/articles/-/50012 2023年11月
・「インタビュー・教育界はどのようにAIを受け入れていくか 」
新潮社・フォーサイト https://www.fsight.jp/articles/-/50012 2023年10月
・「インタビュー・AIがAIに学習させる時代が来ている」
新潮社 フォーサイト https://www.fsight.jp/articles/-/50093 2023年9月
・「インタビュー・AI市場をブルー・オーシャンにする企業は? 」
新潮社 フォーサイト https://www.fsight.jp/articles/-/50012 2023年9月