シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際情報演習Ⅱ | 2024 | 前期 | 木4 | 国際情報学部 | 中島 美香 | ナカシマ ミカ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IF3-SM03
履修条件・関連科目等
1年次の民事法(総則と情報契約法)、2年次の民事法(情報不法行為法)を履修していることのほか、3年次以降に選択科目の消費者保護法、情報競争法も履修することが望ましい(選択科目は必須ではない)。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
プラットフォーム企業*は、検索サービス、SNS、インターネット通販、スマートフォンOSなど、多種多様なビジネスモデルを生み出してきた。近年は、ビッグデータ、IoT、人工知能(AI)、自動運転、シェアリング・エコノミーなど、新しい技術やビジネスの進展にも非常に大きな役割を果たしている。一方で、こうした企業による先進的な取り組みは、新しい法制度上の課題も生じさせてきた。本演習は、プラットフォーム企業に関する新しい技術やビジネスの進展に伴う法制度上の課題について研究する。研究にあたっては、民事法、消費者保護法、競争法(独占禁止法)の法解釈に基づく思考力の養成を基礎とし、技術の仕組み、グローバル・スタンダード、社会規範なども視野に入れて、実務上の課題を解決できる人材の育成を目指す。課題に取り組むにあたり、企画・提案、仮説設計、調査手法の検討、調査項目の精査、レポーティング、課題解決の提言などの手法を学ぶ。演習では、課題となる文献を事前に読んで発表を行い、議論する。文献としては、国内外の判例、論文、政策文書などを取り上げる。
*プラットフォームとは、一般にインターネット上のサービスの基盤となる「場」を提供する企業を指すといわれている。
科目目的
演習I〜Vを通じて、新しい技術やビジネスの進展に伴う法制度上の問題について、具体的な事例の検討を通じて論点を整理し、解決策を提言する思考力を養成することを目的とする。
到達目標
情報社会が抱える諸課題を検討し、その問題の解決策を提示する人材を育成することを目標とする。
授業計画と内容
判例・学説、政策文書等を読んで報告・議論を行う。研究結果をレポートにまとめる。
第1回 : ガイダンス
第2回 : 海外の文献調査の方法
第3回 : テーマの検討
第4回 : テーマの検討
第5回 : 論点の検討
第6回 : 論点の検討
第7回 : 論点の検討
第8回 : 報告準備
第9回 : 報告準備
第10回: 報告準備
第11回: 報告準備
第12回: 報告・議論
第13回: 報告・議論
第14回: 報告・議論
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間は基本的に発表および議論を行う場とし、各自の調査研究は授業時間外に進めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | レポートは、中間レポート、および、最終プレゼンテーションと同じテーマでまとめた最終レポートの両方を評価の対象とする。 |
平常点 | 50 | 授業への参加(発表、発言) なお、病欠や公欠等の特段の理由がない欠席、及び無断欠席がある場合には、単位を付与しない。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
BYODでmanabaを活用して授業を行う。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2010年2月〜2019年3月に株式会社情報通信総合研究所法制度研究部門の研究員として、情報通信やインターネット分野における実務を行う。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
これらの経験から得られた知見は、演習内容に関係する。
テキスト・参考文献等
担当教員が適宜指示する。