科目ナンバー

GI-IF3-SM03

履修条件・関連科目等

「国際情報演習Ⅰ」の単位を取得していることを履修条件とする。

授業で使用する言語

日本語／英語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

情報基盤、情報法、情報実践およびグローバル教養のバランスを意識した「国際情報演習Ⅰ」を受けて、今学期は指導教員の専門分野に特化した基礎文献を講読する。より具体的には、哲学・倫理学分野の研究者による情報の哲学（philosophy of information）または情報倫理学（information ethics）に関する最新文献を講読し、その内容について履修者が発表する。「授業計画と内容」に示したテーマはあくまで例示であり、実際には履修者と相談して講読文献を決定する。特に今学期は、哲学・倫理学分野の英語専門文献の読解力を向上させることに注力する。したがって、講読文献の言語は英語を予定しているが、発表の言語は各履修者の状況に応じて、日本語・英語の両方を使用する。

科目目的

本科目は、情報に関する哲学・倫理学的研究を通じて、国際社会が抱える情報の諸課題を多角的に分析・解明した上で、その問題の解決策を論理的に構築し、国際社会に受容される情報サービス・政策を実現できる人材を育成することを目的とする。

到達目標

1）　情報の哲学または情報倫理学に関する最新文献を日本語または英語で正確に読解できるようになる。
2）　1)の読解で得られた正確な知識・理解に基づいて、自らの主張を論理的に根拠づけることができるようになる。
3）　1)および2)の内容を、他人が理解できる文章・プレゼンテーションの形で提示できるようになる。

授業計画と内容

第１回 ：イントロダクション
第２回 ：「情報の哲学」文献講読：情報の定義
第３回 ：「情報の哲学」文献講読：情報と論理
第４回 ：「情報の哲学」文献講読：サイバネティクス
第５回 ：「情報の哲学」文献講読：情報と言語
第６回 ：「情報の哲学」文献講読：ＡＩの哲学
第７回 ：「情報の哲学」文献講読：情報への欲求の進化
第８回 ：「情報倫理学」文献講読：機密情報と倫理
第９回 ：「情報倫理学」文献講読：個人情報と倫理
第10回：「情報倫理学」文献講読：著作権と倫理
第11回：「情報倫理学」文献講読：ＡＩと倫理
第12回：「情報倫理学」文献講読：道徳判断と情報
第13回：「情報倫理学」文献講読：道徳判断の進化
第14回：まとめ：情報の哲学・情報倫理学

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

発表担当者は発表を聴く側に対する責任がありますので、講読文献のみならず関連文献についても調査を行うなど、十分な準備をして授業に臨むようにしてください。発表担当者でない人も、最低限講読文献には目を通して授業に臨んでください。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける／その他

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

発表内容にはその場でフィードバックを行います。また、期末レポートの内容は翌学期のゼミで発表してもらいます。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート／プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【テキスト】
特に指定しません。
【参考文献】
授業内で適宜指示します。

その他特記事項

「授業計画と内容」は例示であり、履修者の希望や進度等の状況に応じて変更することがあります。

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