シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際情報演習Ⅳ | 2024 | 前期 | 火4 | 国際情報学部 | 須藤 修 | スドウ オサム | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IF4-SM05
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国際情報演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲでの研究アプローチデータ習得を踏まえ、ゼミ共同研究と個別研究の準備を行う。とくにDXやAIに関する高度な知見、行動経済学の手法、実証実験によるデータ分析について習得する。
それと同時に<人間の認知と行動>及び<社会のこれから>について優れた文献を講読するとともに、それに基づいた討論を行い、論理的思考力の向上と構想力および自省能力を向上させる。
さらに、チームで特定目的型AI、LLM生成AI、RAG、DX、メタバースなどの社会への影響に関して研究を深堀りし、学会や学術研究会での研究発表や意見交換を目指す。また共同研究で習得した研究技法を用いて個別研究の研究テーマ、研究計画を立案する。
科目目的
AI、データサイエンス、DXの最前線を学び、その上で行動経済学などの研究アプローチや分析アプローチを学び、社会への貢献と人間の在り方に焦点を当ててデータ分析を行うとともに、定性的な考察も深める。
到達目標
データ分析力、ナッジによる実験手法を習得し、文献購読を通じて人間や社会に関する深い洞察力を身に着け、創意工夫を積極的にできる総合的な能力を向上させる。
授業計画と内容
第1回 :オリエンテーション
第2回 :最先端生成AIの学習
第3回 :定性分析の文献研究の基礎
第4回 :行動科学、特にナッジを用いた実証実験の基礎
第5回 :企業のDXとクラウドに関する事例研究
第6回 :企業のAIサービス事例研究
第7回 :RAGのAIサービス事例研究
第8回 :学会・学内ゼミ発表会のための研究アプローチ検討
第9回 :卒論に向けた個別研究テーマの詳細検討
第10回:卒論研究計画の詳細検討
第11回:卒論に向けた先行研究の詳細検討
第12回:プレゼンテーション資料作成
第13回:プレゼンテーション練習
第14回:討論練習
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 担当するレポートの質と努力を評価します。 |
平常点 | 40 | 継続的なチーム作業を評価します。無断欠席しないよう、欠席せざるをえない場合には事前に連絡をしてください。 |
その他 | 30 | 演習での準備、コミュニケーション、討論、リーダーシップなどを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
生成AIの有意義な使い方を実習します。
またZoom、Webexを用いて学外の有識者と討論を行います。
各自のPCを使って、公開されている政府デジタル・データベースの活用を行います。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
政府や自治体の情報化政策、AI政策を構想し、企業のDX戦略についてアドバイスし、その実施のコンサルテーションを政府、自治体、OECDやUNESCOなどの国際機関、企業で行っています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業や行政機関でのDXやAIに関する具体的な導入事例を学生に教えることができる。
テキスト・参考文献等
・Stanford University Human-Centered AI Institute ed., AI Index Report 2024
・ダニエル・カーネマン著、村井章子訳『ファスト&スロー』(上下巻)早川書房
・カイフ―・リー、チェン・チウファン著、中原尚哉訳『AI 2041』文芸春秋
・W・ブライアン・アーサー、日暮雅通訳『テクノロジーとイノベーション』みすず書房
・その他、演習時に適宜指示する。
その他特記事項
就活が忙しい時期と思いますが、ゼミの勉強と両立し、ゼミの活動が就活にも生かせるように創意工夫して下さい。
参考URL
須藤修の生成AIとそのインパクトに関するインタビューが新潮社のWebフォーサイトで2023年から公表されています。それを見ておくと授業が分かりやすくなります。
以下のURLからアクセスできます。
・「インタビュー・AIのルール作りは誰がイニシアチブを取るのか」
新潮社 フォーサイト https://www.fsight.jp/articles/-/50012 2023年11月
・「インタビュー・教育界はどのようにAIを受け入れていくか 」
新潮社・フォーサイト https://www.fsight.jp/articles/-/50012 2023年10月
・「インタビュー・AIがAIに学習させる時代が来ている」
新潮社 フォーサイト https://www.fsight.jp/articles/-/50093 2023年9月
・「インタビュー・AI市場をブルー・オーシャンにする企業は? 」
新潮社 フォーサイト https://www.fsight.jp/articles/-/50012 2023年9月