シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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哲学 | 2024 | 前期 | 他 | 国際情報学部 | 矢島 壮平 | ヤジマ ソウヘイ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-PE1-GL07
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ICTの急速な発達により、現代社会では膨大な「情報」が世界を駆け巡っている。これらの「情報」に実体はないが、私たちの「知識」を構成するものとして「存在」している。そして哲学は、古代ギリシアにおいて「知」を愛する学問として「存在」の根源を問うことで始まった。「知識」、「存在」とはそもそも何かを問う哲学分野はそれぞれ、認識論、存在論と呼ばれている。この授業では、古代ギリシアから近代ヨーロッパを経て、現代に至るまでの認識論と存在論の歴史を概観することで、現代社会が基礎を置く「知識」、「存在」とは何かについて、考えるきっかけを提供する。また、哲学をはじめとする諸学は、私たちの論理的思考力(理性)に依存している。そこでこの授業では、論理学の初歩についても併せて学習する。なお、リアクションペーパーやクリッカーを使用して、受講者にも随時能動的な授業参加を促す。
科目目的
本科目は、国際社会が抱える情報の諸課題を多角的に分析・解明した上で、その問題の解決策を論理的に構築するための論理的思考力を身に付けるとともに、国際舞台で意見を発信し他者を説得するための国際的価値観(「グローバル教養」)としての西洋哲学史の知識を習得することを目的とする。
到達目標
1) 哲学および諸学の基礎となる論理的思考力を身につける。
2) 西洋における認識論・存在論の歴史の概要を理解する。
3) 1)で得た論理的思考力と2)で得た知識に基づいて、「知識」・「存在」、ひいては「情報」について自ら哲学的思考をめぐらし、意見を論述できるようになる。
授業計画と内容
第1回 : イントロダクション——哲学とは何か
第2回 : 論理学の初歩①[三段論法]
第3回 : 論理学の初歩②[命題論理]
第4回 : プラトン①[初期、中期]
第5回 : プラトン②[後期]、アリストテレス①[論理学]
第6回 : アリストテレス②[自然学、第一哲学]
第7回 : デカルト①[学問の方法、懐疑]
第8回 : デカルト②[観念、心身問題]、ロック①[観念]
第9回 : ロック②[知識]
第10回: ヒューム①[印象と観念]
第11回: ヒューム②[知識と蓋然性]、カント①[物自体、現象、真理]
第12回: カント②[神は存在するのか]
第13回: 現代の哲学[認識論、存在論、情報の哲学]
第14回: まとめ——知識、存在、情報
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業後に再度配布資料に目を通して授業のポイントを理解し、必要に応じて参考文献に当たって理解を深めるようにしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 90 | 期末試験では、知識の理解・定着および論理的思考力・文章力を評価します。 |
平常点 | 10 | 平常点では、授業への参加および受講態度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
教室での期末試験が実施困難な状況となった場合、レポート試験を実施します。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
期末試験に対するフィードバック(平均点、講評等)はmanabaに掲載します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
特に指定しません。授業資料プリントを配布します。
【参考文献】
授業内で適宜指示します。
その他特記事項
予備知識は必要ありません。授業計画・内容は目安であり、履修者の希望や進度等の状況に応じて変更することがあります。
参考URL
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