シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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倫理学 | 2024 | 後期 | 他 | 国際情報学部 | 矢島 壮平 | ヤジマ ソウヘイ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-PE1-GL08
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生きていくうえで他人と関わらざるをえないこの世の中で、行為の善悪とは何であり、また、私たちはどのように行為すべきであるのか、という問題――倫理の問題――を、古来哲学者たちは考えてきた。だが、かつて哲学者が思考をめぐらせた時代から時は移り変わり、高度に国際化・情報化した現代において、私たちの行為のあり方は一変してしまった。とはいえ、それでもなお、私たちはかつてと同じように、行為を善い/悪いと判断することをやめておらず、かつて存在しなかった行為(たとえば、インターネット上での行為など)についてさえ、善悪の判断を下している。そこでこの授業では、古代ギリシアから現代に至るまでの西洋における倫理学の歴史を概観し、そこから現代の倫理的問題にも通用する普遍的な倫理観を見出すことを目指す。なお、リアクションペーパーやクリッカーを使用して、受講者にも随時能動的な授業参加を促す。
科目目的
本科目は、国際社会に受容される情報サービス・政策を実現するための普遍的倫理観を見出すとともに、国際舞台で意見を発信し他者を説得するための国際的価値観(「グローバル教養」)としての西洋倫理学史の知識を習得することを目的とする。
到達目標
1) 哲学者の思考に触れることで、哲学的思考法とはいかなるものかを学習する。
2) 西洋の哲学者の倫理学説およびその主要概念を理解する。
3) 1)で学習した思考法と2)で得た知識に基づいて、倫理的問題について自ら哲学的思考をめぐらし、意見を論述できるようになる。
授業計画と内容
第1回 : イントロダクション——倫理学とは何か
第2回 : プラトン①[正義への懐疑]
第3回 : プラトン②[正義とは何か]
第4回 :アリストテレス①[幸福]
第5回 : アリストテレス②[徳]
第6回 : ヒューム①[情念と理性]
第7回 : ヒューム②[徳と共感]
第8回 :カント①[善い意志]
第9回 :カント②[定言命法、最高善]
第10回: ベンサム①[功利の原理]
第11回: ベンサム②[サンクション、快楽計算]
第12回: メタ倫理学①[実在論]
第13回: メタ倫理学②[認知主義]
第14回: まとめ——倫理の普遍性
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業後に再度配布資料に目を通して復習し授業のポイントを理解し、必要に応じて参考文献に当たって理解を深めるようにしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 90 | 期末試験では、知識の理解・定着および論理的思考力・文章力を評価します。 |
平常点 | 10 | 平常点では、授業への参加および受講態度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
教室での期末試験が実施困難な状況となった場合、レポート試験を実施します。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
期末試験に対するフィードバック(平均点、講評等)はmanabaに掲載します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
特に指定しません。授業資料プリントを配布します。
【参考文献】
授業内で適宜指示します。
その他特記事項
予備知識は必要ありません。授業計画・内容は目安であり、履修者の希望や進度等の状況に応じて変更することがあります。
参考URL
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