シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基礎情報学 | 2024 | 前期 | 月2 | 国際情報学部 | 岡嶋 裕史 | オカジマ ユウシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IG1-IT02
履修条件・関連科目等
履修期間中に情報処理技術者試験(ITパスポート及び基本情報技術者)を受験することを推奨
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「ITパスポート試験」、「基本情報技術者試験」のテキストを使い、解説を加える形で授業を進めていきます。これらの試験の出題範囲(すなわち現在の社会で最低限求められる力量)は、とても広範になっており、情報技術の他にも経営戦略、マーケティング、財務、法務、プロジェクトマネジメントなどを学ばなければなりません。社会人基礎力を醸成するために是非身につけたい知識・スキルですが、授業内ですべての範囲を説明することは困難です。そこで、予習・復習・自律学習は必ずしていただきます。授業では、特に独習が難しいと言われるテクノロジ系を中心に、解説を加えていきます。
科目目的
現代社会では、情報技術が社会の隅々にまで浸透し、どのような業種・職種でもITに関する知識と技術が求められます。この授業ではこうした環境に対応できるよう、講師の総合研究所就労時の知見も踏まえ、すべての社会人・学生が備えておくべき、基礎的な情報技術を学び、情報社会が抱える課題の理解と解明を行う知識基盤を作ります。
到達目標
授業終了時に、経済産業省が実施している国家試験「ITパスポート」の範囲を完全に理解し、「基本情報技術者」については合格を狙える水準に達することが目標です。国家資格を取得できるよう、授業内でもサポートを行います。合格者には、更に上位の資格である「応用情報技術者」受験の支援も予定しています。近年では、就職活動のエントリーシートに「ITパスポート」取得の有無を書かせる組織・企業も増えてきました。しっかりとした基礎力を養い、自信を持って大学の講義や就職活動に取り組んでいただければと思います。
授業計画と内容
第01回: ガイダンス:企業において評価の対象になる情報関連資格
第02回: 基礎理論
第03回: コンピュータの構成要素
第04回: ソフトウェアとハードウェア
第05回: ファイルシステムとバックアップ
第06回: データベースモデルと表計算ソフト
第07回: 経営資源とリスク管理
第08回: セキュリティ対策の実装
第09回: 超上流工程と要件定義
第10回: システム開発とプロジェクトマネジメント
第11回: システム監査と法務
第12回: マルチメディアとヒューマンインタフェース
第13回: 経営戦略と情報システム
第14回: 総括・まとめ:課題に対する講評と、ITパスポート試験対策
(試験の出題傾向によって、各回の順番は前後させることがあります)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習・復習は、必ず行ってください。また、授業中に取り組んだ演習は、自分でもう一度試行して、理解できていることを確認してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 100 | 授業で学んだ内容を理解できているかを確認いたします。CBTによる多肢選択式のテストです。 |
成績評価の方法・基準(備考)
感染症等による授業状況の変化で、到達度確認にテスト形式が不適切と判断した場合は、レポート等に切り替える可能性があります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
オンデマンド型の動画資料なども併用する場合があります。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
株式会社富士総合研究所、基幹ネットワーク担当、1999年4月~2002年3月勤務
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
第8回セキュリティ対策の実装~第10回システム開発とプロジェクトマネジメント等の内容は、学業と実務の懸隔が指摘されることもありますが、講師の実務経験を踏まえて就職時にも役に立つ能力を養います。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
授業中に指示しますが、岡嶋 裕史 『令和06年度 ITパスポート合格教本』 技術評論社、2023年
【もし上記テキストが難しいと感じる場合の補助テキスト】
岡嶋 裕史『やさしくわかる岡嶋裕史の情報Ⅰ教室』技術評論社、2024年
【参考文献】
角谷 一成『基本情報技術者合格教本』技術評論社 2023年
岡嶋裕史、吉田雅裕『はじめてのAIリテラシー』技術評論社、2021年6月、ISBN: 978-4297120382
その他特記事項
-
参考URL
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
http://researchers.chuo-u.ac.jp/Profiles/4/0000383/profile.html