シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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プログラミング基礎 | 2024 | 後期 | 水2 | 国際情報学部 | 松崎 和賢 | マツザキ カズタカ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IG1-IT06
履修条件・関連科目等
情報基盤科目の基礎となる科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、プログラミング言語を用いて、基礎的なアルゴリズム、プログラミング技法、システム開発の基礎を学びます。双方向型の講義および演習を中心として、プログラミングに関する基礎知識の理解を深め、簡単なソフトウェアを自力で作りながら、プログラミング技法を身に着けます。
本授業は前期「情報フルエンシー」にて実施するクラス分けに基づき、基礎クラスと応用クラスに分けて実施します。本シラバスは応用クラスを前提として記載されていますが、基礎クラスでは、本内容をやや簡略化して基礎からの丁寧な説明により、プログラミング技法の確実な習得を目指します。
科目目的
授業は、単にプログラミング技術の修得だけではなく、これを通じて論理的思考力を醸成することを目的とします。
到達目標
本学部における4年間の活動および卒業後の進路を想定し、十分な最終製品を生み出すために備えておくべき基礎的なプログラミング知識・技術の修得を到達目標とします。
授業計画と内容
第1回 : オリエンテーション
「プログラミング基礎」で使用する環境についての説明。ログイン・ログアウトとエディタでの作業、ファイルシステムの理解など
第2回 : プログラミングとは
プログラミング言語とは。コンパイラとインタプリタ、実行方法など。まずはHello world!の表示まで
第3回 : 変数とデータ型、演算子
変数の概念とは。データ型と演算子について。さらに、変数への代入、端末の入出力など(printfとscanf)
第4回 : 制御構文
順序実行、分岐(ifとswitch文)、繰り返し(for文とwhile文など)
第5回 : 配列と文字列
同一の変数をまとめて扱う配列と、類似の考え方で扱うことができる文字列の処理
第6回 : メモリ空間上のデータとポインタ
データがメモリ上にどのように配置されるのかを知り、そのデータを参照するポインタという考え方について(配列との関連性についても言及)
第7回 : 関数を利用する
関数の考え方、実際の使い方について。様々な関数を使ってみる
第8回 : デバッグと最適化
デバッガを用いた効果的なデバッグの方法と、プロファイラによる最適化について
第9回 : 関数を使いこなす
関数へのデータの渡しかた(値渡しと参照渡し)についてと、変数のスコープ(グローバル変数とローカル変数など)について
第10回 : 数値とビット演算、構造体
文字型・整数型と浮動小数点数型の違い、2の補数表現、型変換、浮動小数点数の誤差の例、ビット演算について。さらに異なる変数をまとめて扱う構造体、typedef などについて
第11回: 規模の大きなプログラミング
複数のファイルから構成されるプログラムの作り方。ヘッダファイルとオブジェクトファイルなど
第12回: ライブラリの利用
ライブラリを活用した生産性向上の考え方と実際の利用方法
第13回: プログラミングの実際:設計
小〜中規模のソフトウェア作成に挑戦する。まず全体の設計を行う
第14回: プログラミングの実際:開発
小〜中規模のソフトウェア作成の続き。コーディングとデバッグ、完成まで
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習、復習を必ず行うこと。演習課題を次回に持ち越さないこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 最後にプログラム作成を課する場合があります(基礎クラス・応用クラス等、クラスにより異なる場合があります)。 |
平常点 | 50 | 毎回、授業終了時に提出する課題の提出状況で評価します。各課題は、その要点や陥りやすかった誤りなどについて、次の回で簡単な解説を行い学生にフィードバックを行います。 |
成績評価の方法・基準(備考)
成績評価の割合は担当する教員・クラス分け(基礎・応用)により異なる場合があるので、担当教員の指導を仰いでください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
フィードバック方法は担当教員によって異なる場合があるので、担当教員の指導を仰いでください。
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
アクティブ・ラーニング方法は担当教員によって異なる場合があるので、担当教員の指導を仰いでください。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
基本的に、BYOD機器上のVirtualBox等にインストールされたLinux環境を用いて演習を行いますが、担当教員の判断で別の環境を用いることがあります。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
実務経験は担当教員によって異なるので、担当教員に聞いてください。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
各回の担当教員が授業内にて必要に応じてレジュメ等を配布します。
その他特記事項
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参考URL
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