シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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民法演習2(F) | 2024 | 後期 | 水6 | 法学研究科博士課程前期課程 | 原田 剛 | ハラダ ツヨシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-CI5-404S
履修条件・関連科目等
2017年改正前までの民法について、総則、債権総論、債権各論を受講したことがあることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
改正民法(債権関係)のうち、後期の特殊講義で扱うテーマにほぼ対応した形でテーマを選択し、これについて担当者が報告し、それをもとに議論をし、改正民法の内容を深める方法で演習を行なう。
科目目的
改正民法(債権関係)のうち、主に契約法に関する改正内容の理解を深めることを目的とする。
到達目標
この科目の演習によって、2017年の民法改正の内容が、契約法、債権法においてどのようなものであるか、残された改正後の問題点、および、改正後の新たな問題点を認識し、理解できるようになることを、到達目標とする。
授業計画と内容
第1回 ガイダンスと担当者の決定
第2回 契約自由の原則
第3回 定型約款
第4回 改正前の危険負担制度
第5回 契約の解除
第6回 危険負担と契約解除
第7回 改正前の瑕疵担保責任(売買、請負)
第8回 瑕疵から契約不適合へ
第9回 買主、請負人の追完請求権の導入
第10回 履行請求権と追完請求権の関係
第11回 契約不適合と追完の方法の関係
第12回 追完請求権と損害賠償との関係
第13回 賃貸借 敷金関係、終了、原状回復
第14回 委任
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
改正民法については、参考文献以外に多数の解説書が出ている。これらをも参照し、事前に当該のテーマについて、改正の背景、改正内容、改正後の課題を整理し授業に臨まれたい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 70 | 授業への参加度30%、報告内容40%とする。 |
その他 | 30 | 理解度を基準とする |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献
筒井健夫他『一問一答民法(債権関係)改正』(2018年、商事法務)
原田剛『債権各論講義』(2021年、成文堂)
『民法債権法改正国会審議録集(1)』(2017年、信山社)等
その他特記事項
民法改正や民法の解釈論、立法論に関心をもち、積極的に取り組もうとされる意欲のある受講生を希望する。