シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊講義(犯罪学) | 2024 | 前期 | 金2 | 法学研究科博士課程前期課程 | 宮園 久栄 | ミヤゾノ ヒサエ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL5-205L
履修条件・関連科目等
犯罪学全般についての基礎的知識を有し理解していること(できれば学部で「犯罪学」を履修していることが望ましい)。犯罪学と刑事政策はある意味車輪の両輪を成すものでもあるので、可能であればあわせて特殊講義Ⅱ(刑事政策)を受講すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
授業は担当者が報告を行い、受講者全員で議論・検討を行うという形で進めていきたいと考えています。具体的には、テキストに沿って割り当てを決め、担当部分について報告をしてもらった後、受講者全員で、検討するという形を考えています。
科目目的
基本となる犯罪学理論を学び、批判的に検討を加えると共に、犯罪学理論の最近の動向についても押さえつつ、犯罪学理論全般についての理解を深めていくことを目的とします。社会で起こっている事象に目を向けつつ、刑事司法全体を俯瞰する犯罪学理論を学ぶことは、刑法や刑事訴訟法を学ぶ上でも役に立つと考えます
到達目標
基本となる犯罪学理論について理解すると共に、近年新しく登場した犯罪学理論の動向を押さえつつ、現在起きているさまざまな犯罪に係わる問題について、分析、検討をすることができるようになることを到達目標とします。
授業計画と内容
履修者の人数によっても、日程が異なるので詳細は履修者とも相談しながら開講時に決定しますが、概ね次のような日程ですすめていきます。
テキストとしてSandra Walklate 著『Criminology: The Basics 3』(Routledge; 3版 、2016)をベースにして進めていきます。
第1回 オリエンテーション 授業の進め方、授業目的について
第2回 What is criminology
第3回 Counting crime
第4回 How much crime? Challenging myths about crime, offenders, and victims1
第5回 How much crime? Challenging myths about crime, offenders, and victims2
第6回 The search for criminological explanation
第7回 Thinking about victim of crime
第8回 Crime, power, and global relations; An introduction to critical criminology
第9回 A question of justice
第10回 Crime prevention and the future of crime control 1
第11回 Crime prevention and the future of crime control 2
第12回 Developing your criminological imagination
第13回 犯罪学の新しい動き
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の授業で取りあげる個所について、予習をして授業に臨んでください。加えて、授業における意見交換や議論を通じて明らかになった問題などについて、さらに調べるなどして、一層の理解を深めるために、しっかりと復習をして下さい。また、そのような問題についての次回に質問することや追加報告を指示することもあります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 課題の提出 |
平常点 | 50 | 発言や質問などの授業における態度 |
その他 | 30 | 授業における報告 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:Sandra Walklate 著『Criminology: The Basics 3』(Routledge; 3版 、2016)
参考文献:犯罪学に関する日本語文献のほか、適宜に指示することがあります。
その他特記事項
授業外に少年院、刑務所の参観を予定しています。