シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計量ファイナンスⅠ | 2024 | 前期 | 金1 | 商学研究科博士課程前期課程 | 高見澤 秀幸 | タカミザワ ヒデユキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-FE5-519L
履修条件・関連科目等
学部レベルの統計学、微積分、線形代数の知識を有していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
リスクプレミアムの決定理論ならびにその実証方法を講義する。
科目目的
仮説検定や回帰分析など統計学の基礎的な理論や手法を身に付けてもらうとともに、CAPMやAPTなどリスクプレミアムの決定理論を理解してもらうこと。
到達目標
ファイナンスの中のインベストメント分野において、理論を踏まえた実証論文を書けるようになること。
授業計画と内容
第1回 :確率・統計のレビュー1:確率の基礎
第2回 :確率・統計のレビュー2:多変量確率変数のモーメント
第3回 :不確実性下での選択
第4回 :無裁定とリスクの定量化
第5回 :2資産からなるポートフォリオのリスク・リターンの関係
第6回 :n個のリスク資産の最適ポートフォリオ1:最適ウェイトの導出
第7回 :n個のリスク資産の最適ポートフォリオ2:リスク・リターンの軌跡と解釈
第8回 :n個のリスク資産と1個の安全資産の最適ポートフォリオ
第9回 :CAPM
第10回:APTと線形ファクターモデル1:シングル・ファクターのリスクプレミアムの導出
第11回:APTと線形ファクターモデル2:マルチ・ファクターへの拡張
第12回:線形ファクターモデルの推定
第13回:国際分散投資
第14回:リスクプレミアムの決定理論に関する総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | リスクプレミアムの決定理論を踏まえたデータ分析を実行し、結果を正しく解釈できるかを問う。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度や計算問題に関する小課題の提出状況を踏まえて総合的に判断する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
特になし。教員が講義資料を用意する。
【参考文献】
[1] Campbell, J. Y., Financial Decisions and Markets: A Course in Asset Pricing, Princeton Univ. Press (2017).
[2] Cochrane, J. H., Asset Pricing, Revised Ed., Princeton Univ. Press (2005).