シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究(社会会計論) | 2024 | 通年 | 金6 | 経済学研究科博士課程後期課程 | 丸山 佳久 | マルヤマ ヨシヒサ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EG-OM6-101L
履修条件・関連科目等
企業等の組織を対象とするミクロ会計、国家を対象とするマクロ会計(国民経済計算)、これらの中間として地域・資源を対象とするメソ会計という幅広い視点を持ち、会計学に興味を持つ学生を対象とします(社会会計論は、ミクロ・マクロ・メソという幅広い観点からの会計学を取り扱います)。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ミクロ会計やメソ会計、マクロ会計という幅広い視点から会計学を研究します。特に、サステナビリティ会計・統合報告や環境管理会計等のミクロ環境会計、環境経済統合勘定等のマクロ環境会計、水会計・森林会計等のメソ会計を中心に、大学院レベルの教科書を輪読します。同時に、受講生と共同で研究を行いつつ研究上の助言をします。博士論文をまとめるためには、学会報告や学術雑誌への投稿が欠かせませんから、これらのやり方も指導します。また、研究者として就職してからの講義のやり方のコツも伝授していきます。
科目目的
論文執筆と学術雑誌への投稿、博士論文の作成ができるように、研究テーマの設定の仕方、研究計画書の作り方、文献調査およびフィールドワーク調査のやり方、学術論文の書き方および学会・研究会での発表のやり方等を学びます。
到達目標
①文献調査およびフィールドワーク調査ができる。
②学術論文を執筆して、学術雑誌に投稿できる。
③研究計画書に基づき博士論文が作成できる。
授業計画と内容
受講生には、まず始めに3年間の研究計画を作成してもらい、それに沿って、博士論文の執筆に向けて指導をします。具体的には、研究計画に関連する和文献・海外文献の輪読から始め、受講生に文章読解力がついてくれば、関連資料の要約を行う形で先行研究を整理(文献調査)してもらいます。研究テーマによっては、企業等に対するフィールドワーク調査・ヒアリング調査をしてもらいます。これらの輪読・文献調査・フィールドワーク調査の過程で、何回も授業内で研究報告をしてもらいます。これらの研究報告をもとに、学会・研究会での発表と、紀要等に論文の投稿を準備してもらいます。受講生による発表と討論中心で授業を行います。
(各回の授業計画は以下を予定していますが、具体的な内容は、受講生と相談して決定していきます。)
1. ガイダンス
2. 問題意識の引き出しと研究テーマの絞り込み
3. 研究テーマの設定と分析方法の選択
4. 先行研究の調査及び輪読(ミクロ環境会計:環境報告会計)
5. 先行研究の調査及び輪読(ミクロ環境会計:環境管理会計)
6. 先行研究の調査及び輪読(マクロ環境会計)
7. 先行研究の調査及び輪読(メソ会計・自然資源会計)
8. 社会会計における先行研究の整理
9. 関連事項の調査及び輪読(サステナブルインベストメント/ESG投資)
10. 関連事項の調査及び輪読(グリーン・サプライチェーン・マネジメント)
11. 関連事項の調査及び輪読(ISO14001とEMS)
12. 関連事項の調査及び輪読(持続可能な森林管理と林業会計)
13. 社会会計の関連研究の整理
14. 中間取りまとめ(夏季休暇中に行うことの確認)
15. 研究成果の中間報告(夏季休暇中に行った研究について報告)
16. 研究計画書の作成(書き方とまとめ方)
17. 研究計画書の作成(プレゼンテーションとディスカッション)
18. フィールドワーク調査・ヒアリング調査のやり方
19. 企業に対するヒアリング調査の実施 (環境報告会計)
20. 企業に対するヒアリング調査の実施 (環境管理会計)
21. 政府機関に対するヒアリング調査の実施 (マクロ環境会計)
22. フィールドワーク調査の実施 (メソ会計・自然資源会計)
23. フィールドワーク・ヒアリングで調査した事項の整理
24. 学会・研究会での発表に向けての準備(PPT原稿の作成)
25. 学会・研究会での発表の準備(プレゼンテーションとディスカッション)
26. 論文執筆に向けて(構成の決定と参考文献のリスト化)
27. 論文執筆に向けて("はじめに"と"まとめ"の執筆)
28. まとめ:学会・研究会に向けての事前発表会
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回教員が事前に授業で資料を指示するので、それをまとめレジメを準備すること。
輪読にあたってのレジメの作成、関連資料の要約の作成、研究報告の準備等。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加(レポートの作成を含む)・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。また、授業内でレポートの講評の時間を設けます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
レジュメ等を配布予定。必要に応じて参考文献等を指示します。
その他特記事項
授業時間以外の質疑・応答は、原則としてオフィスアワーにて対応します。