シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商法特講1(E) | 2024 | 前期 | 月3 | 法学研究科博士課程前期課程 | 野田 博 | ノダ ヒロシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-CI5-405L
履修条件・関連科目等
商法分野を研究テーマとする学生で、とくに会社法は受講開始時までに学修してあることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
下記の文献等を利用し、その報告と質疑を通じて、コーポレート・ガバナンスを始め、会社法と金商法の交錯領域についての理論の展開および会社法および金商法改正や実務の動向を検討します。
科目目的
研究者その他高度専門職業人において必要とされる研究・調査を遂行し、会社法および金商法分野での論文や報告書を作成するための基礎的能力の養成を図る。なお、対象文献やその引用論文等の報告・質疑により先端的な議論・考察を的確に把握しようとする努力を通じて、自分でもこういうものを書いてみたいと感じられる論文との出会いがあることを願っています。
到達目標
研究者その他高度専門職業人において必要とされる研究調査のための基礎的知識を得、修士論文作成につながる研究能力を修得する。
授業計画と内容
履修者の人数によっても日程が異なるので詳細は開講時に決定しますが、おおむね次のような日程で授業を進めます。
第1回 ガイダンス
第2回 上場企業法としての金融商品取引法ー序章
第3回 コーポレート・ガバナンスー直接的モニタリング
第4回 コーポレート・ガバナンスー間接的モニタリング
第5回 上場制度と発行開示
第6回 プライベート・エクイティ・ファイナンスと起業
第7回 流通市場における情報開示
第8回 機関投資家と議決権行使
第9回 敵対的企業買収と防衛策
第10回 TOBをめぐる規制
第11回 支配株主が存在する上場企業と非公開化
第12回 不公正取引の規制(1)インサイダー取引
第13回 不公正取引の規制(2)相場操縦規制等
第14回 証券市場のインフラストラクチャー
初回に報告の分担等を話し合いにより決定するので、履修希望者は必ず出席のこと
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 毎回の授業への参加を当然の前提として、レジュメ・報告の内容や、質疑への姿勢をもとに成績評価をします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
主要なテキスト、参考文献は下記のとおりです。なお、研究動向や履修者の関心に応じて、新しい文献・資料等による検討を組み込むこともあります(M&A分野等。その場合に、授業内容・検討項目の一部を差し替えることもありえます)。
テキスト
○宍戸善一・大崎貞和『ゼミナール金融商品取引法』日本経済新聞出版社、2013
参考文献
○池尾和人『現在の金融入門』 新版 筑摩書房(ちくま新書)、2010(とくに第1章、第5章~第7章)ISBN978-4-480-06529-2 C0233