シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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刑法演習1(B) | 2024 | 前期 | 水3 | 法学研究科博士課程前期課程 | 只木 誠 | タダキ マコト | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-CR5-503S
履修条件・関連科目等
受講者は、履修前に、あわせて、各授業の受講と並行して、ドイツ語の文法について自習しておいてください。また、ドイツ文献の各項目に対応する日本の状況について、整理、確認をしておいてください。
授業で使用する言語
日本語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
我が国の刑法と法体系を同じくするドイツ法は、我が国の法解釈および刑事司法の運用に大きな影響を与えてきたところ、その独特の理論構成には現在も学ぶべき点が多く、また、比較法的見地から見たその重要性は、現在も変わるところはないといえることから、この講義では、比較法的観点から、ドイツ刑事法の文献を検討し、刑法の争点についての我が国の論文を素材に、考察を進めていきます。
科目目的
上記考察の作業ならびにドイツ法の文献研究と並行して、日本の刑法学の理論的な問題についても検討を加え、刑法解釈学への理解を深めることを目指します。
到達目標
我が国およびドイツの刑法理論について、受講者が、各担当者の報告を通して理解を深めることができることを目標とします。
授業計画と内容
授業は、受講者によるドイツ語文献の輪読という形式で進めていきます。なお、詳しくは第1回目の授業時に受講生の諸君との相談により決めたいと思います。
第1回:Einleitung
Walter Gropp, Strafrecht Allgemeiner Teil 5. Auflage. 2020
§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde A Ⅰ,AⅠ1 (Tatbstandmaessigkeit und Rechtswidrigkeit)
第2回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde A Ⅰ 2,3 (Tatbestandmassigkeit als Indiz der Rechtswidrigkeit)
第3回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde A Ⅰ 4 ( Tatbestandmassigkeit als ration cognoscendi der Reschtswidrigkeit
第4回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde A Ⅱ 1, 2, 3 (Suchen nach allgemeinen Rechtfertigungssprinzipen)
第5回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde A Ⅲ 1,2,3 (Strukturelle Grundtypen der Rechtfertigung)
第6回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde A Ⅳ 1,2,3 (Wirkungsgehalt und ethische Aussagekfaft der Rechtsfertigungsgruende)
第7回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde A Ⅴ (Subjektives Rechtsfertigungselement)
第8回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde B Ⅰ (Die erklaerte Winwillgung) 1.Disponibilitaet des Eingriffsguts)
第9回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde B Ⅰ 2 (Einsichtsfaehigkeit usw.)
第10回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde B Ⅰ 1,3 (Die Freiheit der Willensbildung und --entschliessung)
第11回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde B Ⅰ4 (Einwilligungserklaerung)
第12回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde B Ⅰ 5 (Subjektives Rechtfertigungselement)
第13回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde B Ⅰ 6 (Nichtvorliegen von Sittenwidrigkeit)
第14回:§5. Rechtswidrigkeit und Rechtsfertigungsgrüunde B Ⅰ 7(Aufbau der Prueffung der erklaerten Einwilligung)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の授業にあたっては、事前に周到な予習を行って参加してください。また、質問等がある場合には、オフィスアワーまたはメールにて、いつでも対応しますので、連絡を入れてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 「授業への取り組み態度」40%、「課題提出」40%、ならびに文献の精読、報告と質疑における応答の内容、あるいは、他の報告者の報告に対する批判的検討の充実度等から「到達度」20%を総合して評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:Walter Gropp, Strafrecht Allgemeiner Teil 4. Auflage. 2015.
参考文献:Strafgesetzbuch : mit Nebengesetzen / erläutert von Thomas Fischer, 65. Aufl., 2018.
その他特記事項
特になし