シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
刑事政策特講1(A) | 2024 | 前期 | 土2 | 法学研究科博士課程前期課程 | 四方 光 | シカタ コウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-CR5-509L
履修条件・関連科目等
大学院又は学部において、刑法・刑事訴訟法を履修していることが好ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
刑事政策学は、犯罪対処の方策を研究する学問です。犯罪予防から、適切な科刑、犯罪者の処遇とフォローアップまでの犯罪対処の全体像について学びます。
指定のテキスト等を読んでいくことにより、刑事政策の基本的で深い知識を習得します。
各テーマについて指定した文献を、受講者から発表してもらいます(プレゼンテーション)。
科目目的
刑事政策の全体像とその基本的考え方を習得する。
到達目標
刑事法学や他の社会科学・人間科学との関係を意識しつつ、刑事政策の全体像とその基本的考え方を習得する。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 刑事政策と犯罪学の関係、「パラダイム」の働き
第3回 刑事政策と社会安全政策論
第4回 少年非行対策(1)
第5回 ファミリーバイオレンス(1)
第6回 社会内処遇(1)
第7回 高齢者犯罪(1)
第8回 サイバー犯罪(1)
第9回 少年非行対策(2)
第10回 ファミリーバイオレンス(2)
第11回 社会内処遇(2)
第12回 高齢者犯罪(2)
第13回 サイバー犯罪(2)
第14回 刑事政策の課題
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予定授業の予習復習のほか、実社会における活動を通じて刑事政策の現実的意義を学ぶことを期待します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 50 | 平常点については、授業への参加、貢献度、受講態度などの状況を基準とする。 |
その他 | 50 | 授業内外における発表ないし調査活動 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
対面授業に参加が困難な学生については、ウェブによる参加を認めます。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員は、警察庁における長年の実務経験を有しており、犯罪対策に関する国の政策立案、現場における法執行の双方について実務経験に基づいた講義を行う。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
授業の各項目の大半において実務経験を有しているので、具体的な政策立案や現場の法執行の実情を紹介する。
テキスト・参考文献等
<参考文献>
Liebling, Maruna, McAra, The Oxford Handbook of Criminology 7th Ed. 2023, Oxford University Press
川出敏裕・金光旭『刑事政策 [第3版]』
警察政策学会編『社会安全政策論』
令和5年版犯罪白書