シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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刑事法特殊研究1(A)(刑法理論研究) | 2024 | 前期 | 月2 | 法学研究科博士課程前期課程 | 只木 誠 | タダキ マコト | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-CR5-517L
履修条件・関連科目等
受講者は、履修前に、あわせて、各授業の受講と並行して、ドイツ語の文法について自習しておいてください。また、違法性阻却事由に関する日本の理論状況について整理、確認をしておいてください。
授業で使用する言語
日本語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では、ドイツ刑事法に関する原語文献を検討の対象として、比較法的な観点から考察を進めていきます。また、ドイツ法の文献研究と並行して、刑法の重要な争点についての我が国の論文を素材に、日本の刑法学の理論的な問題についても受講者における一層の理解の深化を図ります。
科目目的
ドイツ法に関する文献研究を行いつつ、我が国の刑法解釈学の理論的な問題についてもあわせて検討し、受講者における刑法解釈学研究の深化を図ります。
到達目標
我が国およびドイツの刑法理論の今日的状況についての整理・検討をもとに、各自において刑法解釈学の論点・争点を具体的に把握して分析、検討することができることを目標とします。
授業計画と内容
授業は、受講者によるドイツ語文献の輪読という形式で進めていきます。なお、詳しくは第1回目の授業時に受講生の諸君との相談により決めたいと思います。
第1回:Einleitung Rechtswidrigkeit und Rechtfertigung - Grundsätzliches
第2回:Systematik: Rechtfertigung als eigene Wertungskategorie
第3回:Das Verhältnis zur Gesamtrechtsordnung
第4回:Quellen für Rechtfertigungsgründe aus der Einheit der Rechtsordnung
第5回:Wirkung von Rechtfertigungsgründen in anderen Rechtsgebieten
第6回:Grundidee der Rechtfertigungsgründe
第7回:Konkurrenz von Rechtfertigungsgründen
第8回:Anwendbarkeit des Art.103 Abs. 2 GG auf Rechtfertigungsgründe
第9回:Das subjektive Rechtfertigungselement – Begründung eines subjektiven Rechtfertigungselements
第10回:Das subjektive Rechtfertigungselement – Folgen dessen Fehlens - Versuchslösung versus Vollendungslösung
第11回:Erlaubnistatbestandsirrtum
第12回:Zeitpunkt der Beurteilung der Voraussetzungen
第13回:Die einzlnen Rechtfertigungsgründe außerhalb des StGB im Überblick
第14回:Behördliche Genehmigung
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の授業にあたっては、事前に周到な予習を行って参加してください。また、質問等がある場合には、オフィスアワーまたはメールにて、いつでも対応しますので、連絡を入れてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 「授業への取り組み態度」40%、「課題提出」40%、ならびに文献の精読、報告と質疑における応答の内容、あるいは、他の報告者の報告に対する批判的検討の充実度等から、「到達度」20%を総合して評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:Volker Krey, Deutsches Strafrecht.Allgemeiner Teil, Band 1
参考文献:Bernd Heinrich, Strafrecht Allgemeiner Teil. 6. Aufl.
その他特記事項
特になし