シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 行政法特講２（Ａ） | 2024 | 前期 | 水6 | 法学研究科博士課程前期課程 | 牛嶋 仁 | ウシジマ ヒトシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-PU5-306L
履修条件・関連科目等
英語文献を利用することが多いので、それに関心を有する者であることが望ましいです。
授業で使用する言語
日本語／英語
授業で使用する言語（その他の言語）
授業の概要
別掲テキストを素材に受講者の報告と議論を行いたいと考えていますが、テキスト・資料は、これに限らず、受講者の希望により柔軟に対応したいと考えています。
受講学生の研究の進展および修士論文に必要な文献購読を行います。
科目目的
アメリカ行政法を素材に、日本法の司法審査と行政手続について知見を深めます。
到達目標
アメリカ行政法を素材に、日本法の司法審査と行政手続について一定の知見を得ることです。
授業計画と内容
以下の計画は、下記テキストを使用した場合のものです。受講者の要望と教育効果を向上させる観点から変更することがあります。
１．アメリカ行政法の基本構造
２．下記テキストのうち、III. The Scope of Judicial Reviewを素材にした報告と議論（以下、同様）。
A. Law, Fact, and Discretion
３．B. Legal Issues
４．C. General Principles
５．D. Exceptional Cases
６．E. Findings and Reasons
７．F. Review on the Administrative Record
８．G.Review of Rules 1. Hard Look Review
９．G.Review of Rules 2. Scientific Uncertainty
10．G.Review of Rules 3. Remedies
11．G.Review of Rules 4. Substantial Evidence Review
12．H. Agency Inaction and Delay
13．I. Conclusion
14．総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと／授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容（その他の内容等）
指示された資料について、学則に基づき１週間あたり４時間の学修を基本とします。
授業時間外の学修に必要な時間数／週
・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合（％） | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 30 | 授業のテーマについて周到な検討を表現することができる。 |
| 平常点 | 70 | 課題に基づいた報告を授業で行い、議論を深めることに貢献することができる。 |
成績評価の方法・基準（備考）
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける／授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL（課題解決型学習）／ディスカッション、ディベート／プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）
MANABAを利用した教材配布や指導。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
１．テキスト
Ronald M. Levin and Jeffrey S. Lubbers, Administrative Law and Process, West, 2017.
この他に、受講生と相談して、以下のような（しかし限らない）日米欧行政法のテキストまたは論文を選択します。
1) Gordon Anthony et al. eds., Values in Global Administrative Law, Hart Publishing, 2011.
2) Paul Craig, UK, EU, and global administrative law: foundations and challenges, Cambridge University Press,2015.
3) Paul Craig, EU administrative law, 3rd ed., Oxford University Press, 2018.
4) Edoardo Chiti and Bernardo Giorgio Mattarella, eds., Global administrative law and EU administrative law: relationships, legal issues, and comparison, Springer, 2011.
5) Peter L. Strauss, Administrative Justice in the United States, 3rd. ed., Carolina Academic Press, 2016.
6) 合衆国連邦最高裁判決
２．参考文献
上記の他、授業時に紹介します。
その他特記事項
事情が許せば、ゲスト・スピーカーによるセミナーを行います。