シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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民事訴訟法演習2(C) | 2024 | 後期 | 木3 | 法学研究科博士課程前期課程 | 秦 公正 | ハタ キミマサ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-CI5-412S
履修条件・関連科目等
特に設けません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
近時の民事訴訟法、民事執行法、裁判外利用促進法など民事手続法に関する制度改正とその後の状況を確認します。
授業は講義形式だけではなく、報告形式でも行います。
科目目的
どのような民事手続上の問題を解決するために法律改正が行われ、それが所期の目的を達成しているかの現状を把握し、課題の解決を考えることを目的とします。
到達目標
民事手続上の問題を解決するために行われた法律改正の内容を理解したうえで、現状、施行後の課題につき、自らの考察結果を明かにできるようになること
授業計画と内容
・予定している授業計画は以下の通りである。
第1回 ガイダンス
第2回 専門委員制度の検証:「専門委員制度は機能しているか」
第3回 上告受理申立制度の検証:「上告受理申立制度は最高裁判所を負担軽減しているか」
第4回 少額訴訟制度の検証:「少額訴訟制度は、機能しているか」
第5回 総合法律支援法の検証:「国民の司法アクセスは向上したか」
第6回 家事事件手続法の検証:「家事審判は利用しやすくなったか」
第7回 少額訴訟債権執行の検証:「少額訴訟債権執行は執行の迅速性を確保しているか」
第8回 間接強制の適用範囲拡大の検証:「養育費の不払いに対する実効性は強化されたか」
第9回 令和元年改正民事執行法の検証1:「財産開示は改善したか、第三者からの情報取得制度は機能しているか」
第10回 令和元年改正民事執行法の検証2:「子の引渡しの強制執行は、十分機能しているか」
第11回 消費者団体訴訟制度の検証:「消費者団体訴訟制度は消費者被害の拡大・救済に十分役立っているか」
第12回 ADR利用促進法の検証:「ADR利用促進法は、国民のADR利用促進に寄与しているか」
第13回 弁護士保険の検証:「弁護士保険の保障対象、利用率は拡大・上昇しているか」
第14回 半期のまとめ
※履修者と相談のうえ、授業計画を変更する可能性がある。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で扱われるテーマについて法律・制度の下調べをお願いします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | レポート(1回)提出の有無、調査の程度、レポートの形式、内容で総合的に評価する。評価は、5段階で行う。 |
平常点 | 80 | 授業への出席状況、発言、報告内容などの取り組みで評価する。5回以上欠席した場合、原則として単位を付与しない。ただし、コロナやインフルエンザに罹患した場合など、出校停止による欠席は、欠席回数に含めない。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特に指定しません。必要に応じて適宜指示いたします。
その他特記事項
日本の制度について重点的に取り扱いますので、基礎知識について、履修者自身が獲得するように努めてください。